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アンゴラ&モザンビーク

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1990年代後半のアンゴラ共和国やモザンビーク共和国の様子や現地での経験、その後の変貌などをマガジンにまとめていきます。 ヘッダー画像は南部ウイラ州とナミベ州を結ぶいろは坂、否、… もっと読む
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#海外

南アフリカの犯罪は受注発注方式!

トップ画像:Cock-RobinによるPixabayからの画像 まだ在京アンゴラ共和国大使館が存在しなかった20数年前、ビザ取得のために初めて南アフリカで2泊3日過ごした際にプレトリア在住の日本人の方から伺った話です。 プレトリアは、南アフリカ共和国の行政首都で、世界で最も危険だと言われていたこともあるヨハネスブルグから車で1時間以内の距離にあります。 かつて栄えたヨハネスブルグは、当時はあまりの治安の悪さに大手企業らが一斉にプレトリア方面に移転してしまい、ダウンタウン

モザンビークの空は本当に青かった

トップ画像:Jakub WoźniakによるPixabayからの画像 私が初めてモザンビークを訪れたのは1997年の12月でした。 例によって事前情報が乏しい中、渡航準備を進めていると、とある同業者 から電話がありました。 「モザンビークの○○州へ行くのよね。 実は、前回私が行ったので、 今回も私が行くことになっていたのだけれど、 あんな恐ろしいところへは二度と行きたくないから断ったの」 と…。 画像:<a href='https://ja.pngtree.com

アンゴラの美しいゴーストアイランド - ティグレス島

私は、四半世紀もの永きにわたりアフリカのアンゴラ共和国を 度々訪れて参りましたが、 ここには人は住んでいないと聞いたことこそあれど、 このような廃墟島であることや、 その経緯については何一つ知らずに過ごしてきてしまいました。 ここはティグレス島 (Ilha dos Tigres)、アフリカ南西部、アンゴラ共和国の なんとも美しいゴーストアイランドです。 アンゴラ共和国最南端のナミベ州の州都である モサメデス市(旧ナミベ市)から さらに 250 km ほど南下した、 ナミビ

アンゴラの世界遺産候補 サンミゲル要塞 (Fortaleza de São Miguel de Luanda)

ポルトガル語圏の海沿いの主要都市に 必ずあるものといえば要塞です。 今回は アフリカはアンゴラ共和国の 「Fortaleza de São Miguel de Luanda」【フォルタレーザ・ドゥ・サゥン・ミゲール・ドゥ・ルアンダ】 (サンミゲル要塞 [ルアンダ]) をご紹介致します。 サンミゲル要塞は 1576年に完工したポルトガル植民地時代の要塞で、 アンゴラの首都ルアンダの 目抜き通りである湾岸通り、こと Marginal de Luanda【マルジナール・

かつて輝いたホテルのドキュメンタリー映画はスラムの生活を描くものだった

1955年、 モザンビーク共和国の ソファラ州ベイラ市にオープンした Grande Hotel da Beira【グランドゥ・オテール・ダ・ベイラ】 こと 「ベイラ・グランド・ホテル」は 当時アフリカで最大・最高級 と言われたホテルでした。 ベイラ市は首都マプトに次ぐ第2の都市で、 位置はこちら。↓ ホテルの位置はこちら。↓ もっと寄ってみると...、 間違いなく好立地だということが見て取れます。 オリンピックサイズ・プールを完備した それはとても立派なホテル