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アンゴラ&モザンビーク

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1990年代後半のアンゴラ共和国やモザンビーク共和国の様子や現地での経験、その後の変貌などをマガジンにまとめていきます。 ヘッダー画像は南部ウイラ州とナミベ州を結ぶいろは坂、否、… もっと読む
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2021年2月の記事一覧

南アフリカの犯罪は受注発注方式!

トップ画像:Cock-RobinによるPixabayからの画像 まだ在京アンゴラ共和国大使館が存在しなかった20数年前、ビザ取得のために初めて南アフリカで2泊3日過ごした際にプレトリア在住の日本人の方から伺った話です。 プレトリアは、南アフリカ共和国の行政首都で、世界で最も危険だと言われていたこともあるヨハネスブルグから車で1時間以内の距離にあります。 かつて栄えたヨハネスブルグは、当時はあまりの治安の悪さに大手企業らが一斉にプレトリア方面に移転してしまい、ダウンタウン

「My ship is sinking.」「え~っ?!」な話

画像:<a href='https://ja.pngtree.com/so/タイタニッククリップアート'>タイタニッククリップアート pngから ja.pngtree.com</a> アフリカに行くと、なにかと北朝鮮のプレゼンスを感じることが多いです。 あちこちの国で、 港に北朝鮮船籍の船が停泊していたり、 町のどこからも見える高台に、北朝鮮により 建造された特大サイズの銅像があったりするのです。 なんでも北朝鮮の銅像製造技術がアフリカで大ウケしているのだとか。 ある

モザンビークの空は本当に青かった

トップ画像:Jakub WoźniakによるPixabayからの画像 私が初めてモザンビークを訪れたのは1997年の12月でした。 例によって事前情報が乏しい中、渡航準備を進めていると、とある同業者 から電話がありました。 「モザンビークの○○州へ行くのよね。 実は、前回私が行ったので、 今回も私が行くことになっていたのだけれど、 あんな恐ろしいところへは二度と行きたくないから断ったの」 と…。 画像:<a href='https://ja.pngtree.com

アンゴラ と モザンビークはどう違うか

トップ画像:IjimakiによるPixabayからの画像 アンゴラかモザンビークかと聞かれたら、私は断然アンゴラが好きなのですが、日系ブラジル人の同業者でも私と同じように感じる方にお会いしたことがあります。(無論、モザンの方が好きという方にもお会いしたことはありますが。) 同じような用件で訪れたお役所系の訪問先の事例をご紹介します。 アンゴラの場合挨拶もそこそこに、 「必要な資料やデータについてのメールは確認している」 メールをプリントアウトしたものを手に、 「そ