私が個人事業主になった訳
◆アメリカからの帰国に際して
アメリカでの駐妻生活が終わるとき、「絶対にまたここに戻ってくる」と心の中で決意した。
私自身アメリカの生活が合っていたし、子供たちがまだ幼児だったので物心ついてからもアメリカ生活を経験させたいという思いがあった。
しかし、また駐在できる確率は限りなく低いし、移住はハードルが高すぎる。
でも短期滞在ならば簡単に戻ってこれる。
短期とはいえ1週間といった旅行的な期間ではなく1ヶ月以上滞在したいと思い、まず考えたのは子供たちの夏休みなどの長期休暇にロサンゼルスに戻ってくるというプラン。
アメリカでは長い夏休みの間に様々なサマープログラムがあちこちで開催されている。
毎年海外のサマープログロムに子供たちを連れていくことが私の未来計画となった。
これが私が個人事業主になった1番の理由。
会社員になってしまうと子供の夏休みと同じ長さの休みを取ることはできない。
だから会社員ではなく、自分でできる仕事をしようと考えたのだった。
◆私にとっての仕事
もともと私は専業主婦になりたくないという気持ちが強く、結婚してようがなんだろうが稼げる自分でいたいという気持ちが強かった。
新卒で入った会社は有名企業で、大変な仕事ではあったが私は仕事が好きだった。
20代ですでに女性の平均年収の上位0.6%にあたる年収を得ていて、そのことは私の誇りでもあったし大きな自信でもあった。
仕事をしていない自分は想像できなかったけど、ロサンゼルスで人生観が大きく変わり、
・仕事をしている時期、していない時期、など波があってもいい
・仕事を辞めたからといって2度とやりがいのある仕事ができないわけではない
・雇用されなくても自分で仕事を作ることはできる
といった気持ちが生まれた。
◆本帰国してから3年が過ぎた今
本帰国した直後にコロナが発生し、結局1度も海外に行くことはなく今に至る。
それでも子供たちと大切な時間を過ごせること
小さいながらも自分で仕事を作れていること
このことに1つの悔いもない。
会社員に戻ったほうが収入面では大きく得られるものがあったのは確かだが、時間や経験という大きな価値を手に入れている。
来年あたりにはまた海外にいくこともできるかなと思っているので、個人事業主であることを存分に生かして楽しみたいなと思う。
実際のところは個人事業主の仕事も試行錯誤の3年間で、全然満足できる結果ではないけれど、この選択に悔いはないということだけは確か。
これからも日々思い悩みながら、夢を抱きながら、過ごしていこうと思う。
子供たちはいつ海外に行ってもいいように、おうち英語でバイリンガルに近づけるよう取り組んでいる。
娘たちの国産バイリンガル計画についてはこちらの記事に書いているので、よかったらこちらもぜひ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?