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「普通」は存在しない論

私は自分自身が普通じゃないということは認識しているのだが、旦那と話していると「普通はさぁ!!」と言ってしまうことがよくある。

・普通はこんなことしないよ
・普通はこういうふうに言うもんだよ
・もっと普通にしてよ!    


といった感じでなぜか自分を「普通」だということにして、普通じゃない旦那にキレてしまう。

そして2人で普通とは何ぞやみたいな話になることがちょいちょいある。

そこでよくやるのが私たちの周りにいる普通な人を挙げてみよう、ということ。

自分たちの親・・・絶対普通じゃない。
私の親友・・・明らかに普通じゃない。
旦那の上司・・・普通じゃない
旦那の部下・・・普通じゃない

う~ん。なかなか普通の人がいない。
自分たちの家族・親戚の中に普通と言える人が挙げられないという事実。

ママ友やご近所さんで普通っぽい人はいるけど、大して関係性が深くないから本当に普通かどうかは検証できない

私も(旦那でさえも)浅い付き合いの人には割と普通の人だと思われているはずだ。


そう考えると内面を出すような関係になればなるほど、誰も普通じゃない、ということが分かってくる。

もしかしてみんな何かしらに偏った性質があり、色んな性質のちょうど真ん中な人なんていないんじゃないかという結論に至った。

これは日本語・英語・中国語・フランス語・アラビア語を20%ずつ話せる人なんていないというのと同じだ。

他の人よりもお互いの内面を見せ合う結婚生活とは、「こっちの普通はあっちの普通ではない」をどう乗り越えていくかという日々なのかもしれない。

最初から普通なんてどこにも存在しないよ、の前提でいたほうが楽かもね。



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