綺麗な花には自然に蝶が集まってくる@NGOCBB
みなさん、こんにちは。カンボジアの国際協力NGO、CBBにてインターンをしております。北海道教育大学の松田です。
綺麗な花には自然と綺麗な蝶が集まってくる。
自分で
「私はこんなことができるすごい人なんだ」
と言い振り回さなくても、
素敵な人には自然と人が集まってくるものだと言います。
食べ物屋さんなどでも、美味しいお店や接客が素晴らしいお店は、
自分でお店の宣伝をしなくても口コミでその評判が広まり、毎日多くのお客さんが訪れる人気店になるのではないでしょうか。
住み込みスタッフを探し始めて1ヶ月ちょっと。
最近、嬉しいことに
「住み込みスタッフになりたい」
と直接子どもがCBBに来てくださることがありました。
以前訪れた村の村長さんが話を広めてくださったのか、日本人が村を渡り歩いているのを見かけて活動を知ったのか、詳しい経由は分かりませんが、
私たちの活動を知ってくださり、CBBを訪ねて来てくれるのはとてもありがたいことです。
「勉強したい」と訪ねて来てくれる子ども全員に住み込みスタッフになる機会を作ることができれば良いですが、経済的にも運営的にもそういうわけにはいきません。
また、訪ねて来てくださるのはとても嬉しいことなのですが、何だか
【無料で教育と衣食住を提供してくれる場所】だと思っているような人もいるみたいです。
実際退学した子どものほとんどが、お金がなくて、家の手伝いをしなければならなかったという理由で退学しています。
そういった子どもの中でも、
「本当は学校に行って勉強したい」という思いがある子どもに住み込みスタッフになってもらい、一緒にCBBで生活を送っています。
しかし、先程述べたような
【無料で教育と衣食住を提供してくれる場所】だと思っている人たちは、
「CBBに来たら、生活費をCBBが負担してくれる」という理由だけで住み込みスタッフになりたいと訪ねてきます。
子どもが「勉強したい」と思っているのであれば、私たちの思いと一緒なので大歓迎なのですが、
親が家計を少しでも楽にするために住み込みスタッフとしてくると、
「勉強を続けたいけどお金が無くて、辞めざるを得なかった」という
本来私たちがアプローチしたい層ではない子どもたちがCBBに来て、
私たちがアプローチしたい層の子どもたちは定員オーバーで学ぶことができない
というような状況になってしまうかもしれません。
CBBで住み込みスタッフになりたいと来てくれるのは本当にとても嬉しいことなのですが、
きちんと
「なぜ住み込みスタッフになりたいのか」を
知ってから、本当にこのプロジェクトを必要としている人に住み込みスタッフになってもらいたいと思っています。
私たちの知らないところでこの活動が広まり、住み込みスタッフになりたいと来てくれる方に対して、勉強をしたくても家庭の事情ですることができない子どもたちにこのプロジェクトを届けていけたらと思います。