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私は読むことができないポスター@NGOCBB


みなさん、こんにちは。カンボジアの国際協力NGO CBBにてインターンをしております。北海道教育大学の松田です。


先日、住み込みスタッフプロジェクトで使用するクメール語のポスターが完成しました。


[住み込みスタッフプロジェクト]を紹介する内容をまず英語で考え、それをスタッフのプットくんにクメール語訳してもらい、ポスターにしました。

私はクメール語が読めないので、ポスターの内容が英語の原文とイコールになっているのかは分かりませんが、ポスターを作ったおかげで住み込みスタッフの説明がスムーズになりました。

ポスターは、住み込みスタッフプロジェクトを
●学校復学
●大学進学
●就職
の大きく3つのポイントに分け、何故復学することが大切なのかについてまとめました。


カンボジアでは、就職するために学歴が重要視される傾向にあります。

学校を途中で退学しているということは、中卒もしくは小卒の資格しかありません。そうなると、日本語や英語などの語学を身につけて働く以外は、建設業や工場勤務など肉体労働をするしかありません。

そのような職では給料が低く、貧困から抜け出すことは疎か、自分の子どもにまで貧困のサイクルの中にいれてしまいます。

そのサイクルを抜け出すためにも教育が必要で、「復学することが大切」です。


また、カンボジアでは日本語や英語などの外国語を話せるだけで給料がとても高くなります。

アンコールワットがあるシェムリアップに行けば、観光事業が盛んなので「クメール語以外の言葉が話せるだけ」でいくらでも仕事が見つかります。

首都のプノンペンに行けば、イオンモールなどのサービス業界で語学を生かした仕事に就くことができます。

日本語や英語が話すことができれば先生として働くことも可能です。


CBBで一緒に生活し、学校に復学し、日本語・英語の語学を学べば、肉体労働でしかお金を稼ぐことができなかった将来に、たくさんの選択肢が生まれます。


このようにクメール語のポスターには、住み込みスタッフプロジェクトに込められた夢と希望を載せました。


またこのプロジェクトは、2年ほど前にやっていたプロジェクトを復活させたプロジェクトなので、以前住み込みスタッフとしてCBBで一緒に生活していた人が今何をしているのかについて、3人ピックアップして載せました。

高校卒業後そのまま大学へ進学し、大学で日本語を学んでいる人、技能実習生として日本で働いている人、他のNGOで日本語の先生として働いている人など、ここCBBでの経験が将来に繋がっている人がたくさんいます。


今一緒に生活してる彼らも、ここでの学びを生かして将来の選択肢の幅が広がったら嬉しいです。


頑張って作ったポスターを持って、明日もまた住み込み探しに行ってきます!

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