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運命は切り開くもの④

繋がり

彼女から連絡が来て
しばらくやり取りをして
今では、彼女とは毎日のように
LINEで連絡するようになっていた

朝のおはようからはじまり
その日あったこと
学生時代の思い出ばなし
今までの生活
ありとあらゆることを話した
最後は、寝る前のおやすみまで

自分はLINEを打つのが遅くて
彼女の質問について書いてるうちに
次の質問が来て...

昔から彼女とは、何故か
思ってる事や考えてる事が
お互いにわかる事があった

何か見えないもので繋がっているかのように
遠く離れていても同じ感覚や感情を共有しているかのように
もしかして双子⁇って思うくらいに

LINEの会話でも、同時に
同じ言葉を文字も全く同じで書いたり
そのたびに、またやなーっ笑っていた

もっと驚く偶然が起こっていたのが
全く同じ境遇で、お互いにバツイチであり
今は一人でいる事

高校卒業から今まで
何かあるたびに、お互いの事を
思い出していた事
彼女の実家の近くを通るとき
いつも、元気かなー
突然会えないかなーって考えていた

一方で彼女も俺の会社の前を
通るたびに同じ事を考えていたらしい
挙げ句の果てに、会社の前のレストランで
バイトまでしていたらしい
共通の友達にも情報を求めたが
繋がる事は出来なかったらしい...

30年近くも、お互いに頭の何処かに
ずっといたのに、その期間は会う事は
なかったしどこで何をしてるのかも
知らなかった

たぶん、このタイミングでまた繋がる
運命だったのかもしれない

彼女が見えない糸を探し出し
強く願う事で、その糸を手繰り寄せ
俺にまた繋げてくれたのだと思う

こんなに運命を感じる人は
彼女が初めてかもしれない
昔からずっと近くにいたのにね...
早く気づけたら、運命は違ったかも...

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