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運命は切り開くもの ③

予感的中

仕事で疲れ、いつも通り
ビールを飲みながらテレビを見て
ぼーっとしていた

ハマると同じものを食べ続けるクセがあり
その当時は、納豆と冷奴ばかり食べていた

同窓会に行くつもりは無かったし
グループLINEはほったらかしにしていた

するといつも通り、LINEの着信音がなった

何か違和感というか、いつもと違う気がして
何気にLINEを開いた

そこには、ずっと気になっていた
彼女からのメッセージがあった

何故だかわからないが、連絡が来るのでは
ないかと、そんな予感がしていた
いや、そう願っていたのかも...
ひとまず、予感は的中した
顔がニヤけていたかもしれない

LINEの友達承認をしないと
会話が出来なかったが、迷いなく
承認して、メッセージを開いた

そこには、『高校の同級生の○○です。
覚えてるかなー、元気ですかー』
そんな内容の言葉が並んでいた
彼女のドキドキが聞こえて来そうな
感じがした

この瞬間こそが、運命が動いた瞬間だった
彼女によって、まず切り開かれた
いや、もしかしたら、お互いの思いが
引き寄せたのかもしれない
この時から、ずっと不思議な力(波長みたいなもの)を感じるようになった

すぐに返信すると、待っていたみたいなので
少し時間を空けてから、月並みな返事を返した

『覚えてます、元気ですか?』みたいな感じで
後は、しばらく会話をして終わった

何故か終始、敬語で返してしまっていた
おそらく、緊張していたのかもしれない

この会話の後、しばらく間があいた
その間は、ずっと次の連絡をどうしたらいいか
ずっと考えていて、なかなか踏み出せずにいた

"俺も動かないと"そうしなければと
その時、本当に後悔する気がして
思い切ってまた連絡をしてみた
どうでもいい連絡ですが...

彼女も同じ期間を同じ思いで
いてたみたいで、これもまた
お互いの気持ちが引き寄せたのかも
しれない

この時から、ようやく運命が動き出した
30年近くも止まっていたのが
急に動き始めた

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