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海外で孤独&人のやさしさを経験し人前で大号泣した話

もうかれこれ2年前になりますが・・・

まだ海外渡航にワクチン接種照明や帰国時に陰性証明が必要だった2022年

出張先のイスラエルで、帰国タイミングにPCR受けたらまさかのコロナ陽性で、+4日隔離されていた話です…



陽性だったの私1人だけまじか

1週間弱の出張。
私以外に日本からは上司とパートナーの2人が同行してました。

移動は全て、現地パートナーの車にずーっとみんなで共にしていましたが、陽性だったの私だけ。
私自身も、無症状無自覚でビックリ。(´;ω;`)

ちょっとだるいかな~
まぁでも海外出張で事前準備も忙しかったから疲れが出たな、とか思っていたくらいでした。


しかも!

当時2歳の娘を夫にワンオペで預けていたこともあり、

家庭の事情で大変だから、私は早めに帰ります!と、ヨーロッパはしご出張は上司&パートナーだけにするって言ってたのに、結局帰国するの私が1番最後でしたwww


火事場の馬鹿力発動で乗り切る

延泊何日必要なの?!

陽性だった時の対処法、国によって異なる運用方法でしたよね。

政府が委託した機関が定める規制に従う必要がありますが、ただでさえ分かりにくいお役所ページを、それも英語で確実に把握する必要あり。

領事館に最短で帰国できる方法を確認しつつ、最初は+6日隔離と思っていたところ、あの手この手で確認&交渉して、結果+4日隔離で帰国できました🥹


携帯で電話できない

海外に入る時って、日本との通話は問題ないですが特に政府関連の機関に電話するのは現地のVPNじゃないとできないことってありますよね🥹

当時もまさしくそれで、PCR予約の電話も、領事館への問い合わせの電話も、携帯ではつながらなくて、ホテルのフロントに電話を借りに行っていました。

海外の方の接客業って、日本の”OMOTENASHI”とは全く違うじゃないですか?!
なので、多少強引にでもこちらの希望を伝える必要があって、それはこのコロナ事件でめちゃめちゃ交渉力と度胸がついたw



人の優しさに大号泣

知らない土地で1人きり。
ホテルからは一切出られない。。。

そんな中でも、日本にいる家族との毎日の電話や、励ましてくれた方からのエールでなんとか乗り切りました。


①現地パートナーからの粋な差し入れ

とても心細くなった時、現地パートナーがわざわざ励ますためだけに電話をくれました。
転職後間もない出張で、まだその方とは知り合って4ヶ月ほどでしたが、親身になって励ましてくれ、現地に頼れる人がいることがどれほど心強いか、文字通り痛感しました。

しかも!絶対大丈夫、無事に家に帰れるよと電話で励ましてくれただけでなく、UBER的な宅配サービスで、大量の物資をホテルまで届けてくれました。。。

届いた時には緊張の糸が一気に切れて、思わず部屋で泣いてしまいました。

でも、、、


コロナだって知ってるのに、届いたのがスナック菓子やビールで日本でいう”お粥”とはかけ離れたジャンキーさ。笑

海外の方のバイタリティが強いのって、こういう、風邪をひいてもジャンキーなもの食べて気持ちから回復するというところなのか?!と少し学びでした🤣。

ジャンキーすぎないか?!?!お菓子は甘すぎたヨ・・・・笑


②不愛想ホテルおじいのプレッツェルとコーヒー

それからもう1人の優しさは、
何度も顔を見合わせた、ロビー掃除担当のおじいちゃん。
毎日挨拶してたけど、めっちゃ無愛想で感じ悪かった。

でも!!!

どうやらアジア人の子がコロナで隔離されているらしいぞ?という話はスタッフ内でも広がっていたようで、コロナになってからというもの同情のまなざしに。笑


そして来たる、待ちに待った帰国の日。

帰れることになったので、いきようようとホテルロビーでUBERを待ちました。めちゃめちゃ喉乾いてたし、朝から何も食べてなかったけど、現金なくカードでも何も買えず、お腹すいたわぁと思いつつ、やっと帰れる!と思った瞬間に涙が・・・!


たまたまおじいと目があって、何か察したのか、一旦消えるとどこからともなくコーヒーを持って現れたおじい。


え!朝から何も食べてなくてお腹空いてたの、ありがとう。と伝えると、更に涙が😭😭😭


そしたらそんな私を見て、おじいまた消え、ほんで今度はプレッツェル持って現れた🥨


えぇー!!!ありがとう😭😭😭

と、今度は優しさに安堵MAXで涙腺崩壊し、おじいは慰めようと思ったらまさか更に泣かれてなんでやねんってなってました。笑


嬉しすぎて、人のやさしさが温かすぎて、記念にぱしゃり。。。

上にまぶされた塩に涙が相まって、しょっぱめだったPretzel忘れない


大号泣しながら1人でパンとコーヒーをすすっていたら、近くに座っていたブロンドヘア美女が「What's happen??」と気にかけてくれ、「人が優しくてコーヒーが美味しいから」と答えたら「How cute」て言われたことも忘れません。笑


ブロンド美女に可愛いって言われるのは後にも先にもこれが最後かも?!
録音しときたかった笑



番外編)ちゃっかり部屋をアップグレードしていた話


帰国できないので延泊が必要な旨を上司や会社に伝えた後、やらなければいけないのはホテル部屋の延泊予約。

それまでは部屋の窓から隣のビルの壁しか見えなかったし、ずっと部屋の中で外には出られないことが分かっていたので、地中海が見える部屋にアップグレードしました。


もちろん上司には言わずにね🫡


1人寂しくコロナでも症状なかったので異国の地の部屋でリモートするんだから、これくらい許されるよね🫡


毎日拝んだ夕日がこちら。

色が濃くて力強い夕日と地中海。絶対無事に帰国すると誓う


社員の健全な精神状態を確保するために、これは必要経費だと勝手に判断してその後の決済も特に何も言わないままチョイ高め金額の宿泊費を申請したのでした。


さいごに

このコロナ出張と、先日書いた妊娠25週の出張ほど、安全に家族の元に戻りたいと願ったイベントはありませんでした。

日常の大切さって、本当非日常で気付きますよね。

それから家族と離れ孤独だった海外で感じた人のやさしさ。


人生って、人との繋がりだなぁと改めて思います。
これからはもっと、人とのつながりに感謝して過ごしていこう🌇


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