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人はどこでその人を判断しているのか

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スマホ購入してから3年経過しましたが、いわゆる「自撮り」というものをしたことがありませんでした。人からは、いつも不健康そうな顔をしているように見えるらしく、自然体でいても、やる気がなさそうに見えるらしく、誤解され、苦労してきました。 

「人というものは、その人をみかけで判断するものなのだな。」
 
と小学校で悟りました。小学校では身体が弱かったのでよくいじめられました。
 
  
小学校4年生のとき、学校の女性国語教師が、
「あなたはテストでは、いつも90点以上とるのに、どうして授業中は、だまりこんで発言しないのですか。」
とわけのわからないことを言われたので、それなりの理由はあるけど、それ以降ずっとバカなふりをするクセがついてしまいました。
  
社会人になってからも、そのクセがなかなか抜けなくて、仕事のできないふりをし続けていたため、ボーナスはほとんどなく、たまに本気を出して会議でこの企業の現状の問題点を指摘し対策までも提案したりしたら、役員は無言となってしまいます。経営者の方たちにとって、自分は不要なタイプの人間なのかなと思い、転職を10回以上続けてしまいました。

最近受けた面接で「多分、あなたには、何か問題があるから、何回も転職されるのでしょう。コミュニケーション能力ですか?」って質問されました。わずか10分の面接でその人の一体何がわかるのかと思いながらも、いつものように「そうかもしれませんね。」と適当に話をあわせてたら、またしても不採用でした。

企業の人事担当者は、一体、人を何で評価しているのだろうかと、いつも思ってます。履歴書とたった10分の面接で、その人の本質なんて、そもそも見抜けるわけがないと思うのですが、ほとんどは人事担当者の主観と偏見と好みで採用が決まってるので、日本の企業は海外に負けてることにそろそろ気づいてほしいものです。ジョブスのような変人が社会を変革してきたわけですから。

  
時は過ぎ、

商用インターネットは、1995年ごろにスタートして、1996年の4月には独学で学んだHTMLで架空のプロジェクト「Multimedia Production Gaucho」というホームページを作って公開したら、3日で仕事が来ました。ああ、やっぱり顔をだす必要なのないのだなと、創作したものがその人の本質なのだな、と感じました。
 
 
1997年には独自ドメイン「gaucho.com」を公開したら、すぐに海外から仕事のオファーが来ました。英語で対応するのが面倒くさかったので、すべて断りました。英語は、よく映画を見ているので、話せなくはないですが、ビジネス英語はむつかしいいし、何かあっても海外だと、ギャラ未払いということもあるので、「I can't speak English, Sorry  I cannot make web site.」とわけのわからない返事をして丁重にお断りしてました。
 
 
2000年のころは、年間200件くらい見積依頼は来てたのですが、見積もり出しても、成約は年間10件くらいでした。実際、すべてひとりでは制作できませんから。まあ、そんな感じで、ウェブデザインには疲れて、2009年に「gaucho.com」は、人の手に渡しました。今は、どこか外国の人が運用しているようです。

 
 
話は長くなりましたが、そんなこんなの理由で、あえてネットで顔を見せることもないし、世の中、人を顔や見た目で判断する人もまだまだ多いため、顔出しはやめて、デザインや作品で判断してもらおうというスタンスで18年、ウェブデザインの仕事はキャラクターアイコンでやってきました。
 
 
たまたま体調不良の診断をてもらった病院帰りに、父親の運転する車の後部座席で 自撮りというものを、気が向いてはじめてやってみました。このときは、たまたま母親も助手席に乗っていて、久々の親子3人のドライブだったし、天気もよくて日差しが車内に映りこんでいたいい日(2014/10/25)だったので、ここしかないというタイミングでiPhone5 をとり出しました。
 
 
Camera+ というアプリを起動して、車で移動するのに並行して動く太陽の位置を計算しながら、15分間の車内で10枚撮影しました。正面向けたカメラ目線だと、誰でも簡単に撮れるのですが、人が撮ったように見せる目線をはずした自撮りは、なかなかむつかしいです。なにしろレンズを見ずに、撮影するわけですから、勘が勝負です。そりゃー至難の技ですわ。10枚影した中のベスト5枚を深夜にこっそりご紹介します。プロフイール写真には使う予定はいまのところありません。
 
 
写真は、それぞれ異なるフィルターを使用して、色調やフォーカスを調整して加工しています。Camera+ のソフトフォーカス機能はなかなかのものです。彩度を見ながら、肌の荒さを消してくれます。男は化粧しませんから、素顔はぼかさないとね。
 
久々に演技せずに暮らした気分爽快な一日でした。守護霊のおじいさんありがとう。祈りは、通ずるものですね。
 


なぜこんな長文をを書いたかって、「もうすぐ自分も死を迎えるのかな」と感じているからです。

病気というわけでなく、身体のあちきち弱ってきてるのでそろそろ考えておかないと思ってます。
 
 
自分の人生、最後くらい演技せずに後悔なく生きてみたい。今年の12月で56歳になりますが、政治がかわらない限り自分は定年までフリーター人生かな、と心配してます。。
 
 
自然災害は起こるべきして起こっているし、人に自然をコントロールする能力はまだないわけだから、もっと根本から、社会というもののあり方を考えるべきだと常に感じてます。とはいえ、富裕層がコントロールしている世界はそう簡単にはかわらないでしょう。

Amazonにこんな本があります。
「あなたは世界を変えられる」アーヴィン・ラズロ/西園寺昌美


 2014年10月26日 オサキヒデアキ

アナログフィルムカメラ

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