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どんなきっかけでもいいから
去年より、友人から勧められていた「梨泰院クラス」を、ようやく観る事が出来ました。韓流って、途中で飽きてしまう事が多かったのですが、そんな私でも最後まで観ました。
ストーリーの中で「弱者・強者」のセリフが時々使われており、更に強調するかの如くに、「弱肉強食」という言葉も出てきていました。
何だか、哲学っぽいなぁ
そう感じながら観ていましたが、ドラマ後半、主人公を支えるソシオパスの女の子が読んでいた本が「ツァラトゥストラ」だったのでした。
どうりで、それっぽいと思った
ストーリー展開もテンポよく、ドラマというものに久しぶりに夢中になりました。次から次へと立ちはだかる壁に、主人公はどのように考えるのか?どんな決断をするのか?このシチュエーションで、何を言うのか?そんな事を考えたり想像したりしながら、まさに「主人公になったつもり」の状態でした。
あの独特な髪形いがぐりヘアーも、主人公の朴訥さを表すにはもってこいの髪形でしたし、あれだけビジネスを妨害されても、屈しない強さは、観ている人の心をつかむものだと感心しました。そして、憎々しいまでに「強力かつ絶対的な悪(ワル)」の存在が、更に主人公を輝かせるという演出。
ドラマの世界において、視聴者にとってわかりやすく、そして共感を誘うには、徹底した二項対立の世界を描く事のようですね。
ところで、気になったので少し調べてみたのですが、韓国の役者の方たちは、大学の演劇科を卒業している人たちが多いようです。メソッドをしっかり学ばれてデビューしているのかもしれません。そのためでしょうか?20代の役者さんでも演技が上手いな~と感じさせられる人が多いように思いました。
改めて思うのは、何事にも基礎は重要なのだという事。自分の土台となるものが、きちんと構築されているのか?
ドラマを観たきっかけから、こんなところに辿り着きました。
気づきは、そこら中に散らばっていると思います。
きっかけは、どんな事でも構わないので、そこから思考していく習慣はこれからも重要ですね。
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