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リカレント1年目を振り返って

2019年4月に、3年間の社会人生活に区切りを付けて入学した専門学校。
1年終えて思うことを書き残そうと思います。

◾️過ぎ去るようにして終わった366日

とにかくまず感じていることは、本当にあっという間に過ぎ去ったということ。
少しでも気を抜いたら置いていかれるカリキュラム。少しでも手が止まっていたらどんどん積み重なる課題。毎日のように出される新しい宿題と、翌日に設定される提出期限。

クラスメイトと、日々疲弊しながら、お昼休みに気になるカフェの話をしては
「この課題を提出し終えたら行こう」と言い結局行けないことばかり。
先に言われていたスケジュールを信じて作業を進めていたのに突然締め切りが数日早められたり・・・
加えてバイトもしなくてはいけなかったけれど、週3ですらキツくて週2をなんとかこなす始末。

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12月〜2月は毎日夜中まで作業して気づいたら朝になっていて、そのままシャワーを浴びて学校に行き、途中で買った朝ご飯を朝礼前に流し込む。
不眠でバッキバキに乾燥した目は目薬を3滴入れたくらいじゃ全く潤わず、化粧ノリも最悪。
1日でもオールすると、頭が全然働かなくて手が止まってしまうし、回復まで3日は必要なアラサーの体力。
夜寝たとしても、作業中に寝落ちして机に突っ伏して寝るから起きた時には節々が痛くて、体の疲れも全く取れない。

睡眠不足・運動不足・食事の栄養は偏る
→この3ヶ月で体重は4kg増えました。

辛かったことを思い返せばキリがないくらい、とにかく、目の前のことをこなすことで精一杯な1年間でしたが、「疲れた」が一番心に残っているわけではないです。

◾️一瞬だって、嫌気がさしたことはなかった

確かに、思い返すと過酷だったなぁと思います。
でも、それをかき消すように浮かぶのは「ずっと楽しかった」という気持ち。

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自分がやりたいことを追求したくて、会社を辞めて、全く何の経験も知識もなく飛び込んだファッション業界。
“全て捨てて飛び込んだのに、もし思っているものと違ったらどうしよう?”
入学前、そう不安に思っていたこともありました。

でもいざ入ってみたら、とにかく楽しくて、刺激的で、好きなことを専門に学べる環境に居られる現実がただただ幸せで、「やっぱり辞めたい」と思った事は一瞬だってなかったです。
とても1年という時間では全てを吸収するには足りないくらいの技術・知識・歴史…
自分が恥ずかしくなるくらいセンスの光る学生たちの作品。
ハイレベルな環境で溢れる情報を取り込めて、たくさんの事を叩き込まれる日々はとにかく充実感でいっぱいでした。

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何より、自分が抱いていた不安は払拭されるくらい、自分はこの道が好きなんだ、って確信を持てた事・自分のファッションに対する好きの気持ちは、入学後に揺らいでしまうほど弱いものではなかったと知ることができた事で、毎日前向きな気持ちで通うことができました。






…ってゆうか、好きじゃなきゃこなせない!!笑

◾️1年終えてみての、反省

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「もっとやれたはず」これが強く思うこと。
初めての環境で、目の前のことをこなすことに必死で、学校のスケジュールやスピード感にただただついていくだけになってしまった、と。

1年終わってみて、自分のレベルがクラスの中でどれくらいだったか、と考えたら決して1番ではない。
実際に何番だったか、ではなく、1年終えた今「自分はクラスでトップだった」と自信を持てないことが私の中で重要なのです。

ファッションの世界には障害も困難も壁もたくさんあって、その中で生きていくには並大抵のレベルでは通用しない。そのことを知った上で、そしてこの先ライバルになるであろう才能の持ち主をたくさん見てきた上で、こんなに自信を持てない終わり方をしている自分が情けないです。そして悔しい!

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学業に限らず、仕事でも趣味でも、全てのことに当てはまると思いますが、
やっぱりより多くの成長を求めるのであれば、常に挑戦心は持ち続けるべき。
ただ流されているだけでは自分の中に残るものはごくわずかになってしまうけれど、貪欲に、積極的に獲得しにいったものはちゃんと実力として残る

私は進学することを決めているので、この2020年の1年間も引き続き学び続けます。
そしてこれが私にとって最後の学生生活。
1年経って、「もっとやっておけば」と悔やむことがないように、最大限に自分を今より高いところに持っていくために、挑戦心を持って貪欲に過ごしていきます。

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