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トゲトゲのナナフシと遭遇

ナナフシって探そうと思って探しても、なかなか見つけられない虫だと思う。

いつもナナフシとの出会いは偶然だ。

この日もお気に入りの森を歩いていると、切り株にクワガタがいたので近寄ったらマムシが足下をスルスルと横切った。

追いかけると穴に潜り込んでしまったが幸い穴の入り口でトグロを巻いていたので、休憩がてらしゃがんでジッと観察してみることにした。

目線が低くなったこと + 同じ場所をじっくり見ることで密かに動く物に敏感になったのだろう。枝のようなものが揺れたなぁって見てみるとトゲナナフシだった。

いやぁ、前置きが長かった・・・。マムシからのトゲナナフシのお話はじまりはじまり。

ナナフシって見つけると私はすごくテンションが上がる。なんだか難易度が高い気がするからだ。それが、目が慣れてくるとモリアオガエルの時と一緒で見えてくる見えてくる!

なんと合計6匹も見つけてしまった。

初めは普通のナナフシだと思ったけど、トゲトゲが背中にぽつぽつあるし、なんだかずんぐり短い。名前もトゲナナフシってそのままやん。棘のある枝なんかそっくり。こうして擬態して生きてるんだろう。

背中だけが緑がかってあとは茶色の者や、全身茶色の者もいる。大きさも手のひらサイズから小指ほどの者まで様々。

体をピーンと真っすぐにして、シダの茎(←正しくは葉柄)につかまっていたトゲナナフシは、お腹の面が茎にそっくりだった。トゲと茎に生えた毛のような部分が似ている。

また、別のトゲナナフシはシダを食べている最中だった。シダを食べる虫ってあまりいないと思っていたのでびっくり。

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なかなかの速さで食べ進んでゆく。芋虫とかバッタ、ウサギとかハムスターもそうだけど、無心で葉っぱを食べる続ける姿って見ていて飽きない。

調べてみると、トゲナナフシはメスばっかりらしい。単為生殖と言ってオス無しで子供が作れるんだそうな。なんと不思議!

だから見つけた6匹は全てメスってことになる。

それにしても顔がエイリアンみたい。

それが今回1番言いたかった。



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