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フリーランスになって辞めたこと

 今年の1月から個人事業主として活動をスタートし、約10ヶ月間が経過し、取り組んで来たことが少しずつ形になり始め、良いことが出てきはじめました。そして、1年前の私と比較すると私なりに少しずつ変わってきたかなと感じる今日この頃です。そんな私が、フリーランスになって辞めたことをご紹介したいと思います。


1,労働時間を気にすることを辞めた

 フリーランスになってからしばらくの間は、サラリーマンとして働いてた日々の仕事やプライベートの時間の使い方が染みついてしまっていたため、「今日は〇時間働いた」「今日は〇時間だけか」など指で時間を数えたりと、一日の労働時間を気にし過ぎてしまいました
 自分のスタイルで自分のできることをやろうと実行していたつもりですが、家から出勤して定時で働く方々や私がお仕事をいただいている方々のお仕事の状況などと比べてしまい自分のスタイルを貫く半面、何か負い目のような気持ちを感じるようになりました。
 そして、今年の夏頃まで、もやもやしながら過ごしてしまいましたが、あるとき、私が好きなリーダー育成に携わる著名人の方のお話を聞く中で、仕事した時間ではなくて何をやったかが大切なのだと。ということを改めて感じました。そして、時間や他の人の仕事スタイルを気にするような無駄なことを辞めました。それからというもの、気が楽になりスッキリとし、自分のスタイルで仕事をすることができました。一方で、自由なスタイルだからこそ、何をやるか、やったかが大切になるため、仕事や生活に対する想いは強くなったように感じます。

2,人と比較することを辞めた

 今まで人と比較して生きてきたつもりはなかったのですが、そうではなかったのだと理解しました。地位や名誉、収入、実績などなどさまざなことを私は知らず知らずに比較していました。これまでのサラリーマン生活では、同期や同僚との競争心というよりは、新しいことに挑戦したり、今まで以上の実績を出すことに注力していた、夢中になっていたから、競争心や人との比較は二の次だったからあまり比較していたと思わなかったのでしょう。それが、昨年サラリーマンを辞めた頃から、今の自分と他人を比較することが増えました。誰がどの会社でどの役職でとか、起業したとか、収入はこれくらいで、日本の平均年収はこれくらいなんだとか。それと比較して私は今どうなんだ。とかいろいろと気にするようになりました。
 そして、色々な方の話を聞いたりする中で、これは、無駄なことだと分かりました。人と比較しても自分は何も変わらない。良いことなんて無い。時間の無駄でした。自分は自分、世界でただ一人。価値観も皆、人それぞれから、自分は自分のできることをやって、自分の生き様を見せて生きていこうと想うようになりました。だから、人と比較することを辞めました。それからは、SNSや友人、知人などある特定の人の情報を見ても、自分と比較することは無くなり、人は皆違うということ常に意識し、この人はこうやって今を生きているのだ、素晴らしいことだと思えるようになりました。これにより、ネガティブな思想も減り、ポジティブな思想が増えました。

3,人目を気にすることを辞めた(たい)

 これは、サラリーマンの時からの課題でした。学生時代からなのか、良く分からないのですが、無駄に人目を気にする性分なのです。妻からもたまに言われてしまいます「そんなこと誰も気にしてないよ」「あなたのことなんて誰もそこまで気にしてません」と。それは自分でもわかっているのですが、無意識に人目を気にしていることが昔から多かったのです。自意識過剰なのではと言われてしまえば、そうかもしれませんとしか言えませんが、私の場合は、人目を気にしないで生きたい!変わりたい!と思っていたため、悩んでいました。これも無駄なことだと分かっていましたが、改めて無駄であると強く認識することにしました。だから、人目を気にすることを辞めました(継続中)。そして、何をやるにしても、人目を気にしないで、自己中(自分勝手ではなく)で良いのだと思うようにしました。

4,意気込むのを辞めた

 社会人になった時から、仕事に取り組む時は、スタートダッシュが大事とか目標は大きくとか、意気込みを強く持って仕事に臨んでいました。それがモチベーションになって良い感じで突っ走ることができ、実績にもつなげることができたのでしょう。そして、フリーランスになって当初は、これまで同様に意気込んで取り組んでいましたが、いつしか、すぐに実績がでなかったりすぐに上手くいかなかったりすることが起きるたびに、それが自分自身へのプレッシャーになり、自信過剰なのではないかとネガティブな感情を抱くようになりました
 そしてあるとき、このままでは良くないと思い、何のために仕事をするのかを考えた時に、私は、最終的に「人の笑顔をみたい」という想いが自分にとって一番大切と考えていましたので、その想いのためにどうしていくか、何をやるかと、意識して行動することにしました。意気込みではなくて想いを強く持つことに切り替えたことで、気持ちが楽になりました

5,売上を追うことを辞めた

 サラリーマン時代のほとんどを営業職として、仕事をしてきました。そのおかげで売上などの数値への執着心は強く持っていました。フリーランスになり、営業においては、新規販路開拓であったり、新規でのマーケティング活動、業務改善など幅広い業務を着手するようになりました。
 しかし、自分の中では営業が一番と思いこみ、一番分かりやすい売上で自分を評価してしまっていました。そして、企業という環境下にいてこそのスピード感であったことも理解せずに、すぐに売上実績が出ないことをネガティブにとらえて、自分を追い込んでしまいました。
 あるとき、自分がやっていること、これからやることをしっかりと整理したときに、自分を評価するポイントは売上だけではないことを腹に落とし込むことができました。規模感や取り扱い商材も異なる、営業以外の業務も取り組んでいる複合的に評価をしなければいけませんでした。そして何よりも、お客様が望んでいることに向かって、共通認識で一緒に取り組めているかが大切でした。売上は当然大切な数値ではありますが、それだけを追うこと、執着することを辞めました。本来の目標や目的に向かって、自分にできることをやっていれば、売上は後から付いてくるのだと分かりました。

6,まとめ

 辞めたことをご紹介しましたが、すべてに共通している点、ネガティブな気持ちや思考になってしまっていて、自分にとって良くないことでした。いずれのことも、考え方や行動を変えたことで、気持ちがとても楽になりました。今の姿が本来の自分だったようにも感じたり、でも、以前より少し成長できたかなという進歩も感じたりできるようになり心に少し余裕ができました。これらの無駄なことを辞めたことにより、学びや経験をするために思考や行動を移行することができました。まだまだ、これからですが、今後自分がやること、将来の夢、生きていく中で、自分にとっての学びたいこと、経験したいことを探しながら、成長していけたら良いと感じました。
 そして、これからも辞めることを意識して生活していきます。今まで、当たり前にしてたことや常識なこと。違和感やネガティブな要素を感じて自分にとって良くないことなど、アンテナを張りながら、自分に正直に、自己中に生きていきたいと思います。


 


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