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誰でもプロジェクトが作れる制度「プロつく」Vol. 64

今回はわが社にある 「プロつく」 なる制度を紹介させてください。

「プロジェクトを自分たちで作れる」ということから来ている名前なんだけど
入社年次とは関係なしに、誰でも プロジェクトを作ることができる制度で
会社が良くなるモノゴトなら 
どんなテーマでもいいから 起案して それに賛同者が集まれば
チームが蘇生され、活動が始まる。

予算が必要な場合は俺に稟議を上げて承認をもらうぐらいで
いたって、ラフな制度である。

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今までのプロつく

今までにあったプロジェクト少しだけ紹介するね
■仕事にかかわる部分
・単価向上委員会
 社員のキャリアを考えながらより価値の高いお仕事が出来るよう考えるチーム
・もくもく会
 勉強したい人たちが自主的に集まって先輩に教えてもらえる場
・GayaR (https://gayar.co.jp/)
 音声メディア事業を創出するためにアプリ作りからスタートして、現在法人化され、資金調達もしている。


■イベント
・新年会
 わが社の年度末イベントを企画するチーム
・エンジニアオリンピックゲームス
 エンジニア業界の数十社が集まってやる大運動会(1000人越え)
・韓国語講座
 韓国映画を映画を見て韓国語を学ぶ場
・スナック可奈
 自粛続きで 閉塞感の打破ってことで 社内でただ飲む会


今までに 業績を上げるためのモノから 
事業化されたモノ、お勉強会から お遊び系まで 
何十個ものプロジェクトが発足されては
役目を終えてなくなったり、活動ニーズがなくなり自然消滅したり、またはバージョンアップして生まれ変わったりしてきた。

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なんで、こんな制度を作ったのか?

俺はいろんな優秀な人材を見てきたけど 
優秀な人の共通点に モノゴトを自分事のように考える力があるように思うんだよ。
いわゆる 「主体性」を持っている人ばかりだ。
わが社員には この意識を持ってもらえれば、社員の価値がおのずと上がり
会社もよくなると思ったからだ。


主体性
自分が会社に与えられる影響

やらされ仕事ばかりやってて 疲れてしまえば 
会社や上司の不平不満の一つや二つを言うこともあるだろう。
その感情は理解できる。
特に俺みたいな きちがい社長を担いでいたのなら 猶更 思うことがあるに決まっている。
居酒屋トークで愚痴って、スッキリするなら いいと思うけど、
大概の場合、愚痴は愚痴で終わり、動かない人ほど 最後に「しょーがない」って言って締めくくる。
しょーがない・・・・ で、スッキリすることはないって思うんだよね。

ワイドショーを見て政治家って 馬鹿ばっかだよね~って 言うあれと同じ。
ほとんどの国民は 政治家になったことはないんだけどね。

菅元総理がヨーダだ!! とか、 
無免許でひき逃げした都議に阿部のマスクを着けさせろ!! とか
二階も三階も いつまで階段を登るんですか? 登り過ぎて筋肉ついちゃうじゃないですか?  とか・・・。

でも外野でいくら俺らが文句言っても議員にはなれないんだよね。
議員さんになるには それなりに犠牲と努力があってこそだし
彼らが、正しいとか 間違っているとか は 
各々が感じることだから さて置き 
あの人たちの気苦労は やったことない俺らには絶対に分からないと思うんだよね。

結局、外野からは いくらでも なんでも 文句を言えると思うんだよ。
でも、安全地帯から 石投げるみたいにして 
文句だけ言うのって なんか ださくねー ??
んじゃー お前に何ができるんだよ!? 

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不平不満は、ある意味「問題定義」

本来、愚痴などの不平不満は ある意味 問題提起なんだと俺は思うんだよね。
会社(上司)のこういうところが嫌だ=こういうところを直したら良い
ってことなんだからね。

せっかく それに気が付いたのなら、よくするために変える動きをすればいいじゃんか。
そしたら、愚痴が提案に変わるじゃんか。
動いてみるから、提案してみるから、
経営層と接触ができて 
その視点や なぜその判断に至ったのかを理解することができるし、
下手したら 自分たちの見えてないことが見えてくるかもしれない。
動いたことによって経営目線を少しでももらえれば 視座が上がるってことだしね。

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会社のステークホルダーは何も 株主と経営陣だけのものではない。
そこにいる社員の一人一人が 主体性をもって 経営陣の気が付かないポイントで 会社をいい方向に変えることができてもいいはずだし、口を開けて眺めるよりも、関わってやるほうが面白いに決まってるしね。

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そんな思いから うちの 「プロつく」 は 始まっている。

愚痴をただの愚痴で終わらせる人材って 大した人材じゃない。
そもそも、動く覚悟のない人の愚痴(提案)を誰が真剣に取り入れるんよ??

その点、わが社では 会社を良くすること、周りの人の役に立つことに 
思いのある人の提案はいつでも俺は聞きたい。
思いのある集まりは強いチームになるための条件の一つなんだと思うからね。

プロつくは「概念」

「プロつく」
これまで 制度という名目で ここに書かせてもらったけど
ほんとは 制度というよりは 「概念」であって
わが社の 「文化」 そのものなんだよね。