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シティポップ/お笑いの歴史が好きです

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最近の記事

ナイアガラの日を終えて

嵐のような1日だった。3月21日午前0時に大滝詠一のサブスクが解禁されると、Twitterはたちまちファンの喜びで溢れ、私も早速ロンバケからアルバムを聴いていった。まぁ曲順等に関して各アルバムで思う所は無きにしもあらずだが、サブスク解禁によって単純に多くの(初めての)人に大滝さんの楽曲が聴かれるのはファンの端くれとして凄く嬉しい。後は今回の解禁から漏れてしまったアルバムの中で1st『大瀧詠一』については、何としても権利関係をクリアしてサブスクで聴ければというところ。大滝さんを

    • 【雑記】音楽番組今昔

      1980年代の日本では毎日のように生放送の音楽番組が放送されていた。月曜日は日テレのトップテン、水曜日にフジテレビの夜ヒット、木曜日にTBSのベストテン、金曜日にテレ朝のミュージックステーション…しかしそれらはMステを残して80年代終了と共に消えていった。もうどんなに頑張ってもあの素晴らしい時代は戻ってこない。でも音楽は死なない…などとぼんやり考えた。

      • 【書評】和久井光司『ヨーコ・オノ・レノン全史』

        オノ・ヨーコについていつか詳しく調べたいと思いつつ、日常に忙殺されて何となく日々を消化していた。そんな時にこの人についての決定版評伝が出ると聞き、いてもたっても居られず入手して読破した。評伝の難しい所は書かれる対象と筆者の距離感で、それが遠すぎても、近すぎても興醒めしてしまう。そして適度な距離感を保ってオノ・ヨーコの面白い評伝を書くのは間違いなく凄く難しい。 例えば彼女がやってきた芸術活動に対して叫び声を上げてるだけとか、ジョンの曲が聴きたいのにアルバムに交互に曲が入ってる

        • 【雑記】「流されない人」~私的・明石家さんま論

          「明石家さんま」-日本国民の殆どがその存在を認識している不世出のテレビスターだ。実際昨年放送されたTBS系「水曜日のダウンタウン」内の企画「古今東西 日本人知名度ランキング」では第4位(94.3%)にランクインしている。私が物心ついた時からさんま(以下、人物敬称略)は自らの冠番組において司会者として大勢の出演者相手に張り芸(声を張って笑いをとる芸)をしていた。そして今でも火曜日の20時に家に居れば、自然とテレビのチャンネルを「踊る!さんま御殿」に合わせている。 今回「明石家

        ナイアガラの日を終えて

          【書評】ビートたけし『弔辞』

          私はビートたけしが大好きだ。物心ついて暫くしてからテレビで「言ってはいけない事を口にしてしまう面白いおじさん」として認識してから、たけしが出演するテレビ番組は勿論、北野武名義の監督作品やプロインタビュアーの吉田豪氏曰く「日本のタレント史上一番」と言われる膨大な出版物にも出来るだけ目を通してきた。そんなたけしが"あの"因縁深い講談社から本を出す、しかもタイトルは「弔辞」であるという情報をネットで知り、これは読むしかないとテンションが上がった。 内容は文字通り自分自身、明石家さ

          【書評】ビートたけし『弔辞』