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【ゼロから人事】これからの人事に求められる役割とは?


人事部とは?

人事部とは、企業の中で社員の採用や教育、研修、労務管理と人事評価制度の設計、運用などを担う部門です。企業の中で社員(ヒト)を管理する部署が人事部だと言えるでしょう。企業を支えるバックオフィスの一部ではあるものの、経営にも関わる重要な部署のため、人事は経営目標や事業戦略を深く理解している必要があります。

「これから」の人事には何が求められる?

これまでは管理業務が中心だった人事の業務ですが、これからは経営的な視点を持った戦略人事と、今の時代に合わせた働き方改革が求められます。
現代は少子高齢化、テクノロジーの進化など変化の激しい時代のため、人事に求められることも日々変化しています。環境の変化に応じて、オンラインの活用など新しい仕組みの導入も必要です。

次項では「これから」の人事に求められる「戦略人事」について書いていきます。

戦略人事とは?

戦略人事とは企業の経営目標達成のため、人的資源を適切にマネジメントする仕組みや考え方を言います。企業が現在直面している、または起こり得る課題に対して、人事的側面から解決を図ります。

戦略人事を行うためには、経営戦略を理解し、人材マネジメントに関する卓越したスキルと専門知識を持つことが必要です。

●戦略人事が注目される背景

戦略人事が注目される背景には、グローバル化やDX等により事業環境が目まぐるしく変化していることがあげられます。

事業環境の変化が緩やかな時代の経営戦略は、経営者自身や経営戦略室が打ち出していくのが一般的で、人事部門はあまり関与しない領域でした。しかし、変化の激しい時代に市場優位性を確保するためには、変化に対応できるスキルや知識、経験を持つ人材を獲得することが大切です。

そのため、人材管理を中核の一つとした優れた経営戦略が、今後は必要だと考えられています。

●「戦略人事」と「人事戦略」の違い

人事戦略は、人事に関わる業務をどう改革・改善するかという視点で策定するものです。

例えば、

 ・人材不足の解消を目的に採用方法を変更する
 ・社内を活性化するために昇進制度を見直す
 ・業務効率化を図るためにアウトソーシングを利用する

といった下図で示す「インフラ人事」や「日常・ルーティン人事」の範囲における戦略を指します。

出典:PERSOL

戦略人事と人事戦略の最大の違いは、経営戦略や競合優位性の構築にコミットしているか否か、という点だとも考えられます。

戦略人事における人材マネジメント

戦略人事における人材マネジメントには、経営戦略と紐づいた適切な採用や育成・配置、評価などが挙げられます

例えば、同じ営業職でも既存製品を既存市場に販売する「市場深耕戦略」に求められる人材と、新たな市場に販売する「市場開拓戦略」に求められる人材とでは、必要な資質が違うことはイメージしやすいと思います。前者には堅実さ、後者には行動力といった適性が大切だと考えられます。

経営戦略に合わせて資質を備えた人材を新たに採用したり、既存の人材を求められる人材像へと育成したり、個々人の能力を再発見して適切な配置をしたりすることが戦略人事です。

これからは「戦略人事」における人材マネジメントが必要

上記で述べたように、グローバル化やDX等により事業環境が目まぐるしく変化している中で、市場優位性を確保するためには、変化に対応できるスキルや知識、経験を持つ人材を獲得することが大切です。

そのため、人材管理を中核の一つとした経営戦略が必要です。
それらを抑えた上での人事制度の策定や人事マネジメントについて弊社ではサポートしております。



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