青森にあるアウガを、那覇の公共施設で例えるとしたら?

皆さん、上記の質問を振られたのだとしたら、
何と答えますか。というより、公共施設を知り尽かされている方でないと答えるのがなかなか難しいのかもしれません。何より、沖縄だけでなく青森の施設のことも知らないといけないですから難易度MAXなのかもしれません。

ちなみに、青森市にあるアウガは、もともと青森市外地の活性化を図るために建物内に商業施設をメインに入れた上で経過されたものの、途中バブル景気の崩壊があり、商業施設と市役所の一部分を兼ね備えた施設として計画され、後に完成、今日まである施設となっている。しかし、商業施設が不評だったそうで、現在は市役所機能がメインを占めている。

詳しくは、木下斉氏のツイートで、
財務の面も触れられているので参考いただきたい。

さて、タイトルにした質問に対する、
にちにいましが考える答えは、、、
さいおんスクエアのカーゴスとてんぶす那覇の店舗部分である。本稿ではカーゴスに限定して言及するのと、カーゴスは外部で管理しているため、財務面は触れないことにする。

さいおんスクエアは、平成23年(2011年)に開業し、今年で開業から12年を迎える。
※開業年に関しては、下記のサイトを参照

ところが、当初目指した理想像から一点だけかけ離れている、といえる。

※理想像に関しては下記のサイトを参照

上記サイト中にある5つの「めざしたもの」のうち、
4つ目の
④都市型の複合生活拠点

地元に愛される施設をめざして、商業施設と公民館・図書館ができました。

の、商業施設の記述は果たしてそうなのだろうか?

さいおんスクエアの中でも商業施設部分を構成するカーゴスのフロアマップを見てみると、おおよそ半数の空床部分を確認できる。
※下記のサイトはカーゴスのフロアマップである

なぜ、空床部分が生じたのかについては、沖縄で相次ぐ商業施設の開業、ならびに有料駐車場問題の視点から考察できるが、ここでは割愛する。

にしても、なぜ那覇市はこの空床を課題として捉えず放置してきたのか?
それも詳しくは存じ上げないか、課題として捉え、開業20周年を見据え事業計画の見直しが必要なのではないだろうか。
そしてにちにいましは、関係者ではないが、
商業施設からの脱却が必要であると考える。

例えば、通信制高校や大学のキャンパスとしての活用、あるいは今後、真和志支所を移転させる計画であるが、さいおんスクエアに移転させてもいい施設は移転させるのだ。また企業のオフィスになってもいい、近くに多くのバス路線が行き交うバス停があるほか、ゆいレールの牧志駅があるからだ。

果たして、さいおんスクエア、カーゴスの開業20周年目はどうなっているだろうか?
どうか、これ以上空床施設が目立たない施設になりますように。

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