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いつかのスペイン旅行 2日目

父と行ったいつかのスペイン旅行 2日目

・朝起きて、朝食をホテルで食べた。
荷物がまだ届かず洋服もないしメイク道具もないので、特に朝準備することがない。
朝食はビュッフェスタイルで、料理の種類が多いとは言えないが、ハムとかチーズとかが色々あるだけでも楽しい。甘いチーズケーキのようなものもあって嬉しかった。
コーヒーメーカーで書いてあるのがよくわからず、適当に押したら、エスプレッソみたいに苦いのがちょっとだけ出てきた。

・部屋で歯を磨いた後に、近くのDrassanes(ドラサネス)という駅まで歩く。地下鉄に乗ってサクラダファミリアを見る予定だ。地球の歩き方で読んでいたように、10回分の回数券約10€を一枚買って二人で使う。一回分だと2€ぐらいするからちょっとお得だ。途中で乗り換えてサクラダファミリア駅に向かうのも難しくなく、不自由はあまり感じなかった。サクラダファミリア駅をでると、階段から出て振り返ればすぐ、サクラダファミリアの棟のないファザード部分が見える。近っ。テンション上がった。サクラダファミリアの知識もないしそこまで期待してなかったけど流石に上がった。WEBで父親が予約していたチケット時間10時まで少し時間があったので正面から見たり、お土産屋を覗いたり、写真を撮って時間をつぶした。

・10時になってサクラダファミリアに入場
棟の見学とオーディオプレーヤーがセットになったチケットを買ったので、まずオーディオプレーヤーを借りる。カウンターでジャパニーズと言うと、さすが観光地、かなりはっきりした日本語で説明された。
「ここで再生して、聞きたい番号を押します。返却はここのBOXです。」と説明を受ける。
1番のサクラダファミリア模型から順番に中に入っていくコースをオーディオプレーヤーと共に回っていく。説明があるのと無いとでは随分違うだろうな、、、昔の携帯電話みたいなものを耳にあてながら歩みを進めた。途中から、ファザードとか聖書の話とかが入って来て内容が全然頭に入ってこなかったが、無いよりはいい。
ファザードは建物の正面と言う意味らしい。日本語解説なら、単にそう言っていただきたい。

・生誕のファザードから中に入る。
その都度彫刻の説明を昔の携帯がしてくれる。外見ももちろん圧倒されるのだけど、中にはいるとおぉ…となった。ガウディはとにかく自然との調和?を意識しているらしくサクラダファミリア(以下SF)の中の柱も木みたいに太い何本の柱が枝分かれして、天井、棟を支えている。ステンドグラスが美しい。方角によってオレンジだったり青だったりするのだけど、これも光の入り方を計算してのことだとか。回廊を支える柱の間隔まで計算されているんだとか。360度どこをとっても美しい。教壇?の下にもさらに地下に礼拝堂みたいなのがあってここでガウディの葬式みたいなのも行われたんだとか。そこは見学できないけれど上からガラス窓で除く形になっている。いったいこの建物どんなんなってるんだ???すげー。言葉足らず。

・反対側から外に出ると受難のファザードが。
こちらの彫刻はまた別の人の手がかかっている。生誕とはまるで違う、かくかくした彫刻。SFにはたくさんの建築家の手が加わっているようだ。日本人も門の作成に関わっているらしい。昔の携帯が言ってた。こちらのファザードは張り出したような太い柱が筋肉を表すみたい。言われてみればそんな気も。。。

・その後塔に登ることにした。
エレベーターでぐーんと上がると本当に小さなスペースに出るので、そこから景色を見たり、写真をとったりすることが出来る。一番高くなる予定のイエスを表す塔(建設途中)も間近で見れる。いったいこれはどうやって作っているんだろうか。。。スペインの町を眺めたあと、ぐるぐる階段をひたすら降りていく。せまい。高い。正直怖い。左手で壁と手すりを触りながら降りた。

・昔の携帯を返して、SFをでた後は、グエル公園へ12:30のチケットを取っている。
近くの駅まで地下鉄で行ってから、徒歩で20分くらい。
大通りの途中にはお肉屋さんが。でかい。クリスマスも近づいているから売り時なのかな。すごいたくさんの肉ブロックが並んでいる。グエル公園の近くの通りにはカラフルな食器やグエル公園のお土産ショップが立ち並ぶ。覗きたいけど、ゆっくりする時間もないのでいそいそと公園へ向かった。予定が詰め詰めだ。
グエル公園入口にはお菓子の家があって白い屋根の何だかかわいらしい建物が。とりあえず公園内を進んでいく。地図がなくて分かりにくかったが、無料エリアの方を進んでいたらしい。有料エリアの方に向かう。

・13時近くなってきたので、今日届くはずの荷物が到着しているかどうか父親がホテルに電話するも届いていないとのこと。
なんとこの後もう一度かけ直して、荷物はまだバルセロナの空港にあると分った。到着予定が18時から22時。父親が気が気でない感じで少し上の空状態が続く。

・有料エリアをとりあえず回る。
上からはスペインの町が一望できる。グエルさんはガウディのパトロンでもあり、いち早くその才能に気付いていたんだとか。市場にする予定だったところの柱の感じとかさっきのサクラダファミリアに似ている。あんまり印象的なのは無かったが、まぁ見れて良かったのかな。

・続いて15時からのチケットを取っているカサミラへ移動にした。
カサミラの建物もこれまた波うつ感じでやっぱりSFとかグエル公園と似ている外観。少しだけ15時まで時間があったので、カサミラ内にあるレストランでビールだけ飲む。カサミラではこれまたオーディオプレーヤーガイドが活躍。今度はヘッドホンをして回る。この解説の内容がなかなか壮大で最初はついて行けなかったが、想像力を膨らましながら聞いていると次第に慣れてきて良い。吹き抜けの中心から始まる。「大地の声に耳を澄ませて…」

・次は屋上へ。
石が風で削られたような形の造形物が屋上にあり、そこから大通りやスペインの町を見渡すことが出来る。自然との調和。すべては神の創造物である自然の中にあるんだとか。機能的で芸術性に富んでいて、超越的。そんな次元の建築物を創造したガウディ。最初はよく分からなかったけど、すごいことは理解した。建築は光の操作である。これもオーディオで言ってた。何だか奥が深くて、見れば見るほどわくわくするような建物だ。あー建物ってこんなに面白いんだ、もっと知識があったらどんなに楽しいだろうと思った。

・屋上の次は、クジラの骨みたいな形をした屋根裏へ。
それから、実際に使われていた部屋に入る。意味不明な形をしているのにちゃんと部屋として成り立っていて、考えられた作り。実用性があるからすごい。ここには富裕層ではあるが家を買うまでのレベルには無かったような人達が好んで住んでいたんだとか。使用人の部屋もある。そんな感じでカサミラも終了。3つ見に行った中ではカサミラが個人的には一番良かったな。生活感がある建物なのに、こんなにアーティスティックなのがなんか新鮮かも。解説も良かったな。「すべては自然の中に」がやっぱり印象的。その途中にこれまたガウディの建物、カサバトーがある。波うつ感じがもうガウディだ!という感じで地図を見なくてもそれと分かった。

・16:30 通り沿いにあるビンチョスレストランTxapelaで夕食をとる。
ガラスケースの中に入った色んな種類のビンチョス。カウンターで注文をする。サーモンがフランスパンにのったやつ、イベリコ豚がのったやつ、と3種類注文して、お酒をのんだ。美味しい素材がパンに乗ってるだけだからはずれがない。その後は確か歩いてホテルに戻ったんだっけな…


・ホテルに戻る前にサクラダファミリアのライトアップを見に行った
クリスマスバージョンのプロジェクションマッピング。サクラダファミリアが青く光っていてきれいだった。

・もう一つ思い出した。もう荷物も届いているだろうとホテルに戻ると、違うホテルに荷物が届いていて、泊っているホテルに電話がかかってきていたんだった。

えーーー。

20分くらいの距離を歩いて急いで取りに行くと無事バックパック2個確保できた。

良かった。疲れた。

3日目へ続く。。




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