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死にたいときのライフハック【毒と放射線と量子力学の勉強をする】

みなさんこんちには。眠り棒です。(こんちにはというのは最近観てるゲーム実況Youtuber”うごくちゃん”のお決まりの挨拶)

今日も元気に病んでますか。僕はぼちぼちです。

もう、日本人みんな病んでいるので、”病んでるときあるある”や、”こうしたら楽かも”といった書き物はいっぱいある。

この手の記事は、どうしても人に作用してしまうので、僕はあまり書きたくない。

が、これからする話は、今振り返っても笑えるので、なんとなく書くことにした。食べログみたいな感じで軽く読んでくれたら嬉しい。

***

深刻に死にたかったとき、布団の中で自分とは全然関係ない世界のことを狂ったように調べていた時期があった。ようにというか、狂ってた。

でも、今思うと、あの時間は死にたくなかった。”もっと知りたい”と思っていた。

この処方箋は、関係ないことが絶対条件。英語使う仕事で病んだ人がTOEICの勉強をするのは危険。それでは、僕が詳しくなったものをいくつかご紹介する。レッツゴー。

①毒

死にたいと思って過ごしていたら、農林水産省がまとめた毒のホームページにたどり着いた。

なぜかたどり着いた。若気の至りってやつ。

フムフム、動物性の毒と植物性の毒があって...え!ビワの種って毒あんの!?しかも、シアン化合物って...青酸カリ...!?マジか...俺給食で出たビワの種昼休みまでモゴモゴしてた...

あと、毒の名前。”テトロドトキシン”とか、ポケモンに出てくるサプリアイテムっぽいな。俺あの世界でテトロドトキシン拾ったらピカチュウのエサに混ぜちゃうな多分。

それから、サリンなどの人工毒の凶悪すぎる作用機序や、毒キノコや毒カエル、世界最強の毒ヘビについて調べた。あいつらの見た目。自己主張が行き過ぎてる。深夜2時に”今までありがとう。幸せでした。”みたいなツイートする20代の女の子くらい過剰。どうしたの?なんかあったの?話聞こうか?

②放射化学

もう嫌だ。俺の人生お先真っ暗だ。と思っていたら、なぜか放射線に詳しくなっていた。なんでだ?

原子力発電の是非とか、道徳的な高い次元の話は置いといて。そもそも放射線ってなに?見えないのヤバくない?というただの好奇心である。

この世界で、僕らが普通に暮らしていて触れるような物質は大概”安定”している。道端の石ころがある日突然タンポポになるなんてことは起きない。先日誤って腐った牛乳を口にしてしまい、”牛乳じゃない味がする”と思ったが、あれも、違うものになったわけじゃない。腐った”牛乳”である。

が、地球上には、ちょっと風向きが変わっただけで大騒ぎしながら違う物質になってしまう不安定なやつらも住んでいる。メンヘラ。類友。これが放射性物質。プルトニウムとか、ウランとか。

“核分裂”という現象によって、違う物質になる。この核分裂の際、普通じゃありえない、とてつもないエネルギーが発生する。はじめてのチュウ程度のエネルギー。おっぱいを初めて生で見た時くらいの衝撃。これを利用して電気を作るのが原子力発電。悪用したのが原子爆弾。ついでにこの時、放射線、まあ、目に見えないビームのようなものを撃つ。騒がしいやつらだな。

放射線によって人が病気になるのは、ビーム自体に毒があるからではない。このビームがほとんどの物質を貫通するからである。

紫外線や、電子レンジのマイクロ波もビームの一種だが、日焼け止めを塗れば防げるし、キッチンで昨日のおかずと一緒にホカホカになるということもない。

が、放射線に日焼け止めは効かない。人の身体を容易に貫通する。これによって、体の細胞に傷がつき、免疫機能がバグってしまう。これが放射線障害。

と、つらつら書けるくらいに勉強した。まあ、放射線の知識は知っておいて損はないと思う。

③量子力学

絶望しながら放射線を勉強していたら、ビームについてもっと知りたくなった。なんでだよ。自分の将来のことを知りたくなれよ。知りたくないけど。で、ビームを調べる過程(割愛)で”量子力学”というものに出会った。量子力学はすごい。今も全然わからない。僕の解釈として聞いてくれ。

量子というのは、この世で1番小さい物質単位。僕のチリチリの髪の毛を最後まで細かく分解すると量子になる。なんと、ガッキーの食べかけのメルティキスを分解しても、最後には量子になる。マジかよ。生きててよかった。セーフ。

で、この量子には、摩訶不思議な性質がある。”波(ビーム)であり粒でもある”性質である。は?なに言ってんの?って、俺にもわからないよ。

想像しやすいようにおっきな世界で例えて考えよう。

いま、正確に同じ動作をするロボットが、ペンキに浸した野球ボール(量子)を壁めがけて投げる。僕は横でそれを見ている。当然、壁にはボールの跡がつく。これが粒の性質。何回投げても同じ跡。粒。もう見てるのも疲れたのでファンタでも買いに行くことにする。やっぱりコーラにして、戻ってくるまでの間もロボットは律儀にボールを投げ続けていた。しかし、跡の様子がさっきと違う。まるでビームでも撃ったかのような跡がそこにはあった。ボールがビームになってる。

量子は、観測者がいるかいないかで性質を変えるのである。意味がわからない。関係なかったじゃん俺。暇な人はこれを見てくれ。

こっから先がさらにヤバイ。
“仲の良い”量子を2つ用意して、別の場所においてみる。例えば日本とブラジルに置く。

僕が日本で片方の量子を”見る”と、ブラジルの量子の性質もその瞬間に変わるのである。(であるとか言ってるけど本当に曖昧な理解。間違ってたらごめんなさい。)

瞬間っていうのは本当にその瞬間、光ファイバーとか有線LANのレベルじゃない。

なにがヤバイって、これ、テレポートを可能にするんですよ。日本の量子に”りんごは赤いよ”と教えるとその瞬間もうブラジルでりんごの色がわかる。情報のテレポート。ケーシィの得意技。この原理を利用して、量子コンピュータという最強のコンピュータの研究がされているらしい。

あと、好きな女の子をじっとみたときに、その子の持っている量子が反応して運命を感じてくれる。みたいな、そういう研究も大真面目にされているらしい。ワクワクしかしない。死ねない。あれ?死ねないじゃん俺。

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長すぎる。長すぎるけど今も書いてて楽しかった。これ、ライフハックじゃないな。病状だな。でも、僕は一応、少しだけ死にたくなくなったよ。というお話でした。

最後まで読んでくれてほんとにありがとう。笑

「スキ」を押して頂いた方は僕が考えた適当おみくじを引けます。凶はでません。