7時間以上寝ると死亡リスクが上がるのは本当?睡眠時間と死亡リスク
こんにちは!
睡眠オタクのクリスです。神奈川県に住んでいるアメリカ人のため日本語はまだまだ上手になっていないが、とにかく睡眠が大好きで寝不足している日本を元気にするために睡眠について呟いています。
さて、今回は睡眠時間と死亡リスクについて解説してみたいと思います。次のようなグラフは見たことがありますか?
平均睡眠時間と死亡リスクの関係性を示すグラフなんですが、パッと見ると7時間の睡眠が最も低い死亡のリスクに関連していることが分かります。
じゃ、7時間の睡眠が最適だっていうことですね?
いや、そんなに簡単ではありません。
睡眠は身体を治してくれる、とても大事なことです。いろんな実験の結果を見ても、睡眠が不足しているとフィジカルとメンタルのパフォーマンスが低下されることが分かります。逆に睡眠が平均より多いとパフォーマンスが低下されることは見たことがありません。
そうしたらなぜ睡眠時間が7時間以上だと死亡のリスクが上がるでしょうか?
柳沢正史やMatthew Walkerなど、先端で睡眠を研究している学者はこう思っています:
病気を抱えている人が平均より睡眠が必要だからです。
睡眠は身体を治してくれる過程なので病気の時は普通の時よりいっぱい寝ないと身体が治らないです。沢山寝ても治らない人はもちろんいるので、それでデーターがこう見えるわけです。
こういう睡眠時間x死亡率のグラフを見て「寝すぎは良くない」と判断しちゃう人は残念です。もう少し深く考えて欲しいです。
他の研究で長い睡眠時間が健康の悪化やパフォーマンスの低下に関連してるという結果が出るまで、睡眠を良いこととして思った方が良いです。
柳沢正史先生によると寝すぎることはできないです!
もう一つ論文を紹介します:
https://www.aging-us.com/article/202591/text
これはハーバード大学のチームが5年掛けて実施した、2,600人の65歳以上の参加者を対象にしたサーベイです。サーベイの結果によると、その5年間で5時間以下寝る参加者は7〜8時間寝る参加者より死亡リスクと痴呆症リスクがそれぞれ2倍でした!
睡眠時間が短いと死亡だけじゃなくて、痴呆症や肥満など、いろんなリスクが高くなることが分かります。
だから睡眠を大事にしてください!本当に健康の基礎ですから。
Sweet dreams.
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