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New Yorkerな彼①~ひょんな出会い~

これは割と最近の出会い。

今スペイン人の彼と交際中だが、彼に出会う直前に知り合ったNew York出身の男性がいた。

その日、私は原宿のとあるジムで気持ちの良い汗をかき、真冬だというのにつやつやした顔をして外に出た。冬の冷たい外気がとっても気持ちよかった。

余談だが、ジムでしっかり汗をかいたあとにシャワーを浴びて化粧をすると、化粧ノリが本当に良くなる。血行が良くなりお肌はツヤッツヤになるし、ハイライトなんて使わなくても自然と頬から光を発していると言っても過言ではないぐらいの化粧ノリの良さになるので、大事なデートを控えている人にはおすすめだ。

そんな効果もあってか、ジムから出て自信満々な顔で表参道方面に歩いていた時のことだった。

前方から長身でスラっとしたなんだかイケメンの外国人男性が歩いてきた。

なんとなくあちらも私の顔を見ていた気がしたので、すれ違う時に少しだけニコっとしてみたら、彼の口が心なしか "Hi.." と言った気がした。が、声自体は聞こえなかった。

(今、Hiって言ってたような気がするなー・・)

と思い、すれ違って通り過ぎてしまった彼の方を振り返ってみると、彼もこちらを振り返っていた。

すると彼はこういった。

" Do I know you from somewhere?(知り合いでしたっけ?)"

すかさず私はにっこり笑いながらこう答えた。

" Maybe.(もしかしたらね)"

外国人との付き合いがそこそこある人や、海外に住んだことがある人ならご存じかと思うが、Do I know you?というのは、いわゆるPick up lineと呼ばれる、ナンパをする時の決まり文句みたいなものだ。

だから、これに対して真面目に答えるのはNGで、もしあなたも彼に対して興味があるなら少し挑発的な雰囲気で(ふふふ~、そうかもね)ぐらいの気持ちで答えておくことをお勧めする。

結局私たちはこの後、そのまま表参道の道端で30分くらい立ち話をした。当時、私は入社したばかりのStart Upの会社が倒産寸前の危機に直面し突然クビ宣告され、この先どうしようか考えていた時期だったのだが、彼も規模は違えどAI関連のStart Upでエンジニア系のマネージメントをしているとのことだった。NY出身で、日本には4年ほど住んでいるということだった。話している雰囲気から知的さも溢れていたし、私の急に職を失ったなんとも気まずい状況も、同じStart Up同志として理解してくれていた。

Start Upあるあるみたいな話で盛り上がり、彼も会話を楽しんでくれたようで「この後食事どう?」と誘ってきた。ちょうどジムも終わってお腹がすいていたし、彼と話をするのは楽しそうだからこのまま行きたいのはやまやまだったのだが、実はその後、当時付き合っていた日本人の彼氏との約束があったので、丁重にお断りした(←彼氏いたんかーい!w)

しかし、忘れないでいただきたい。

私は彼氏がいようがいまいが、ドラゴンボール集めをするタマ集めのポカホンタスだ。

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その日はさすがに日本人彼氏との食事を優先したが、彼とは後日食事に行く約束をしてお別れした。

彼は恵比寿にあるModern Chineseのステキなお店を予約してくれて、後日私はそこで再会することになる。

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