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奮起するために必要なのは、自己否定の内省ではないのかもしれないという話。 #呑みながら書きました

ようこそ紳士淑女の皆様方。私はslaughtercult、人生のスクラップヤードで藻掻く、自堕落な物書きワナビーだ。今日は自分に対しての愚痴を書こうと思っていたが、嬉しいことがあったので前向きな話題井に路線変更する。

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とその前に、ウィスキー用のテイスティンググラスで乾杯。机の上が汚くて悪いな。飲むのはtoho傘下の業務店・Aプライスで買って暫く放置していたボッター・カルロの『カーザ・ヴィニロニア・アパッシメント2019年』。

ちょっと豪華なデザインのボトルとラベルに惹かれ、衝動買いしたヤツだ。ラベルの裏の記載を、参考までに記しておこう。

APPASSIMENTO PUGLIA(プーリア州(で生産された)アパッシメント)
INDICAZIONE GEOGRAFICA TIPICA(典型的な地理表示 ※上記の説明だ)
ROSSO(赤ワイン)
VINO PASSITO(パッシート(=レーズン)・ワイン)
2019(年)
CASA VINIRONIA,(カーザ・ヴィニロニア、生産者らしい)
Bottled by I.P. - FOSSALTA DI PIAVE - ITALIA
(イタリアのフォッサルタ・ディ・ピアーヴェにて瓶詰め)

メーカー名:ボッター カルロ
ぶどう品種:メルロー、プリミティヴォ、ネグロアマーロ

ボトルの後ろにあるのは、最近買ったEGOISTのCD3枚。電子的な打ち込みのハードな伴奏に、アイドリッシュな女声歌手を悪魔合体させたアニソンだ。

このCDはただの見せびらかしではなく、今回の話題とちゃんと関係がある。


ワインを頂こう。「アパッシメント」もとい「ヴィーノ・パッシート」なるワインを飲むのは初めてだ。冷やさずに常温で飲む。ラベルの表記に違わぬ甘さを口にした主観に瞬間に覚えるが、担任と酸味も後から立ち現れる。

私は基本的に甘口の酒は苦手だが、この赤ワインは中々に飲める。甘口でもジョージアのフヴァンチカラはお菓子じみて強烈に甘いので、甘口と言えど様々な種類の酒があるのだえと実感させられる。うーん勉強になるな。

詳しく買いせうてゃ解説はしないが、この「アパッシメント」なる製法は、ブドウを仕込む前に乾燥させて、味を凝縮させるらしい。だから翻訳するとレーズン・ワインと表記されるんだな。手間がかかる製法なのだという。


まあワインの話はこの辺にして、そろそろ本題に入ろうと思う。

私は冒頭で自称した通りの物書きワナビーであるからして、一兆前に小説をあ書くなどして人目に曝しているわけだが、実にここ半年ほどの長きに渡り活動の核となる創作行為を甚だしくおろそかにしていた。遺憾なんがら。

誰に頼まれるでもなく物語の連載を自発的にhj始めるなどしていたわけであるが、新しい話の更新も昨年の9月を境に途絶えている体たらくだ。

装甲しているうちに、同業他者のパルプスリンガー(註※痛快な娯楽小説を創作するnote界隈の創作者の通称である)たちは、一人また一人と連載する作品を完結させていtく中、私は一人半年もの間停滞し続けているわけだ。

半年サボり続けた結果何が得られたか? 構想はモリモリ浮かんできたか?

いや全然。ただ惰眠を貪り、悪戯に時間を費やし、執筆から逃げ続けた。

これは非常にマズイ。いや趣味なのだから気楽に気長くやればそれでいいと心の中で思う私も居るのだが、この費やした半年は余りに長過ぎた。


酒が足りない。

ヴィーノ・パッシートの甘くも骨太な味わいは、心を高揚させるでもなしに私の心の内省に静かに付き合ってくれる。底抜けに明るいガルナッチャとは正反対のダウーナなやうtだ。甘やかして人をダメにさせる危険なタイプだ。

話を戻そう。


去年の8~9月以降においては、私のリアル生活でも色々あった。だがそれはコロナ禍での環境変化が主因であり、つまりそれは私以外の全ての人間にも平等に降りかかった生活の変化である。大変なのは私だけではないのだ。

だのに私だけ、ぬるま湯の状況で不貞寝を続けて執筆を怠け続けている。

本年30歳を迎えるおt年の男が、この状況は余りにも情けなさsh過ぎる。

とはいえ、私も人並み鬼に努力はしていた。本筋の連載を見ないフリしつつ思いついた物語を場当たり的に書き、しっぴち執筆の腕が鈍らないようにと創作に取り組み続けていた。上手く行ったもの行かなかったものもあった。

私の心は視野狭窄を起こした暗闇の世界ですっかりへこたれていたが、私の外側では世界が平常運航していた。私の物語もまた誰かに読まれていた。

そんな中で、非常に嬉しいことがあった。この忌まわしき停滞の半年の間に書いた物語の一つに、ファンアートを描いてくださった方の存在だ。

強烈な熱量だ。エネルギーの塊だ。「負けてらんねえな」と素直に思った。

余談ではあるが、元となった私の創作物はこちらである。

このプロジェクトは『パルプスリンガーズ』という遊行剣禅=サンの書いた物語の二次創作であり、私自身のこの半年ほどの停滞期間の鬱屈した思いをぶちまけた物語だ。この物語を書き上げる追い込み期間、冒頭でお見せしたEGOISTの曲(Fallenとリローデッド)をヘビロテして創作の活力を貰った。

元気をもらった恩返しとして、CDを購入して売り上げに貢献したわけだ。

しかし一転して、かくのごとく私が「もらう」側になったらどうだろう。

今の私は、胸を張ってその熱意に応え続けられると言えるだろうか?

惰眠を貪っている場合ではない。貴重な時間をYOUTUBE視聴に費やしている場合ではない。私には書くべき物語があるではないか。書き残した物語が。

今回、自作に対する熱意に溢れたファンアートを目にして、私は緩み切った自分の創作態度を大いに反省せざるを得ないと、激励じみた感を覚えた。

いや違う。純粋に嬉しいのだ。ちょっと混乱して心がおかしくなっている。

正直言って、記事を開く瞬間は全身の血が逆流するような緊張感を覚えた。暴力的な物語を描く筆者個人の心根は、兎のように臆病な小心者なのだ。

大分、酔いが回って来た。

私は私の努力した物に価値があるのかと核心的な疑義を抱き続けていた。

もっと頑張らなければならない、という言葉の真意はそこにある。

私の頑張りはまだ足りないのではないか? という恐れは常に付きまとい、私の背後の斜め後ろ50センチメートルくらいから私に囁き続ける悪霊だ。

私は自分の生み出した物語の大きさを恐れ、ビビって逃げ出した。

それから半年の月日が過ぎて、自分に何も進歩が無いと思い込んでいた。

でもそれは私の狭い視野の中だけの話で、本当は違うのかもしれない。

改善すべき作劇方法、目の前に広がる幾つかの物語の断片。それらを何とかか形にして、連載休止中の作品を再開するとっかかりを得られないか。

アイデアは頭の中にある。それは連載が滞り始めた8~9月の時点からずっと頭の中にあって、ただどうすればいいかという答えの無い問いが渦巻くのをじbh自分自身で御するkとおことが出来ず、立ち止まり続けていた。

来月、4月中にはどうにかそれを再開して行けるようにしたい。

この半年間の停滞に近いnote活の中で、私はかつてないほどまでにそう強く思わされた。cでもそれは決して後ろ向きない9みではない。自分の創作が賽の河原に石を積むような無為なものではないのだ、そんな実感、手応えが得られたことで、一寸先も見通せない闇に僅かな光明が見えた気がした。

私はもう少しだけ頑張れる気がする。自分を奮起させられる気がする。

どうしようもなく自堕落なよわよわパルプスリンガーが、立ち上がる切欠を望んでどうにか掴んだような。いやわからん。でも頑張れそうな気がする。

心が折れそうだ。もしくあはずっと前から折れていたのかも知れない。

『グッバイ・ブルーバード』の言い様ではないが、痩せ我慢が私のエゴだ。

ワインを半分ほど腹に納めて、フラフラに酔いが回った。

心から目を逸らした物語が、続きを書かれるよう希い私に呼びかけている。

私はその声に胸を張って答えることが出来るだろうか。

今はまだ分からない。でも、このまま怠けてエタらせたくはない。頭の中で思っている決着を、私の物語に与えたいという思いは常にある。

それが出来るのは他ならぬ作者の私だけだ。

ところで先日、私は久しぶりに自作の記事を読み返してみた。

それというのも、最近ナイフを買おうと密かに考えていてな。ちょっとした箱明けに使う安価なフォールディング(折り畳み)ナイフなわけだが。

いや、私だって良い文書くじゃない。上記の記事だって朝5時投稿だしね。

なんかそんな感じで、自分で自分に飴を与えつつ頑張っていきたいものだ。

最後にチョーどうでもいいことだが……。

オリジナル・アイクホーン・ゾーリンゲンと、エストレイマ・ラティオ。

折り畳みナイフをどっちのメーカーで買うか今とても悩んでいる……。

ネット記事では、スパイダルコ・パラミリタリー2が良いだとか、はたまたベンチメイド940が良いとかあったり、悩みの種は尽きないわけである。

うーんこちらも実に悩ましい。たかがアマゾン通販の箱開けナイフ、されど箱開けの折り畳みナイフ。悔いの無い一本をと拘り出したら切りが無い。

ヤッパリ、執筆も買い物も、悩んでいるのが一番悪いのかも知れんな……。

間違ってもいいから、先ずは最初の一歩を踏み出さねばならぬ。

そんな自問自答を繰り返しつつも、初めの一歩が踏み出せない私であった。

ワインのお代わりは? いやもう結構。正体を失うほど飲まない主義でね。

すまないが、特に落ちは無いんだ。お粗末様でした。

……いつまでも大人になれない、精神年齢13歳のアラサーより。


From: slaughtercult
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