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【業界人】から【普通のママ】へ転職しました

こんにちは(^^) slatchと申します。

ママに転職って何?って思いますか。コレ、私の大好きなゲームのドラクエに例えているんです。


ドラゴンクエストとの運命の出会い

私は、11歳の時にドラゴンクエスト(1)に出会い、それから現在リリースされている最新作 “Nintendo switch版ドラゴンクエスト11” まで、もうずーーーっと追いかけ続けています。

1986年5月27日に1作目が発売されたので、もう、34年経ちます。

これだけ長い間好きでい続けるのは、自分で言うのも何ですがスゴイと思います。

あの頃私は、人生の主人公でした。いや、正確に言うと今ももちろんそうなんですが。いつだって自分でコマンド(命令)を決めて、自分で次に向かうべき街や城や洞窟(進路)を決めて来ました。


GET WILDに胸を撃ち抜かれた中学生の私

中学生の時には、TM NETWORKというユニットに出会いました。こちらも私にとっては切っても切れない運命の出会いで、アニメ “CITY HUNTER” のエンディングテーマだった “GET WILD” に強烈に惹きつけられ、それからもう30年近くずっとファンを続けています。

その、CITY HUNTERのエンディングテーマの流れ方が、もう絶妙にカッコ良くて、後にこの演出(アニメの本編が終わる直前にエンディング曲が静かにフェードインしてきて、そのままエンディングに突入する)がキッカケで音響効果の仕事をする事を決意したのでした。

当時のアニメと言えば、ドラえもんやパーマン、ハットリくん(藤子不二雄さんのアニメ大好きでした)など、本編が終わった後には分かりやすいアニメによるアニメの為の専用曲!みたいな主題歌が流れるのが一般的でした。ところが、CITY HUNTERのエンディングで流れる、GET WILDはそれまでの音楽とは違って、アニメと切り離しても十分にカッコ良いお洒落な曲だったのです。

その頃、クラスメイトの男子たちが夢中になっていたのは “BOØWY” というロックバンドで、女子たちがキャーキャー夢中になっていたのが “光GENJI” というジャニーズ事務所からデビューしたアイドルグループでしたが、私はギターをかき鳴らすロックやアイドルにはどうしても興味を持てず、「slatchちゃんは、どんな曲聞くの?誰のファンなの?」と聞かれて随分返答に困り、適当に「うーん、チェッカーズかな?」なんてごまかしていました。

「いやぁ~、CITY HUNTERナイス☆ TM NETWORKありがとう!!お陰でもう嘘をつかなくてすむよ。」心の中でガッツポーズでした。

随分話がタイトルから反れちゃいましたが、そうやって私は子供時代に好きなものたちがガッツリと固定され、それをそのまま、好きなまんま大人になりました。中学生の時に影響を受けたTM NETWORKは、その後の私の進路になり、お世話になった彼らに恩返しをしたい!と決意して、音楽業界に進むことになったのでした。(やっとタイトルと繋がりました)

放送技術を学ぶ専門学校を卒業した後、私は、とある音響効果専門の技術会社に就職しました。そして正に社畜...じゃなくてのめり込む様にして働いていたのですが、そこで身体を壊し、残念ながら一旦体調を整える為に退社する事になりました。

その後しばらく休養したのですが、あのアドレナリンが噴き出しまくる環境が忘れられず(中毒?)、もう一度放送業界に身を置いてみたくなり、今度はFMラジオの技術職(音響エンジニア)に転職します。


そして転職へ

ここまでは、人生の主人公として何とか、命からがら竜王の城まで辿り着けた感じなんですが、その後、竜王を自分の手で倒す前に【結婚・出産】という大イベントが待ち受けているのでした。

結婚して出産した後も、変わらず自分の人生の舵取りは自分の好きなように決められるんだと思い込んでいたのですが、どうも上手くいかないんです。

結婚したら夜勤だらけで夫とすれ違いになり、それを立て直すために仕事を辞めることを選択しました。(もちろん、自分の判断でですよ!) 仕事を辞めてストレスフリーな筈なのに、赤ちゃんが欲しいと願ってもなかなか授からない。7年かけてやっと出産まで漕ぎつけたと思ったら、今度は必然と赤ちゃん中心の生活になります。(もちろん、納得はしていましたよ!) だけど、余にも自分の時間が無かったのです。人生の主人公というより、主人公(赤ちゃん)のサポート役になりました。(もちろん、良い意味でですよ!)

ドラクエで例えるならドラクエ5の主人公でしょうか? 主人公には勇者の証である “天空の剣” が装備出来ず、代わりに装備できたのが自分の息子だったっていうあのエピソードです。(知らない方はゴメンナサイ(。-人-。) )

少し前に、NHKのよるドラで放送されていた “伝説のお母さん” というドラマも(現代の共働き夫婦の葛藤がドラクエのようなロールプレイングゲームタッチで描かれたドラマ)首がもげるほど頷きながら見ていました。


試練を乗り越えた先に見えたもの

女性にとっては【結婚・出産】って、本当に人生における大きな問題ですよね。それを、私自身は、随分と長い間受け入れることが出来なかったのですが、40代になってようやく(遅い!)ストンと自分の役割について、腑に落ちたというところがあります。30歳から40歳までの10年間が特に一番あがいていたかなぁと思います。

今は結構気持ちが晴れやかです。自分じゃ無くても誰かが(娘が)竜王を倒してくれればいっかな~みたいな。

その代わり、娘の幼稚園では役員になって運動会やクリスマス会の音響を頑張ってみたり、今では娘が小学生になったので、童心に返って家族一緒にドラクエをプレイしたりして楽しんでいます。これからも私の人生は続いていきますが、好きなことは「好きー!」と、やりたいことは「やるのー!!」と、7歳の娘の様に自分の心の声を大事にして生きていきたいと思います。

最後に、ドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二さんによる、素敵な素敵な名言をご紹介して、終わりたいと思います。

人生は ロールプレイング。
人生の主人公は あなたなんだから
あなたを幸せにするのは あなたしかいない。
あなたが主人公で 面白い物語にしてください。
誰かの人生の脇役 じゃない。
だから人の目を気にしたり 人と比べたりしないで
ちゃんと自分を 生きればいい。

        堀井雄二(ゲームデザイナー)

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