意外とできない、子どもと関わる上で大事な接し方3選

自分は、子どもの居場所づくりを日頃からやっていて、かつそれ以外の仕事でも子どもと関わっている。
関わる子どもの年齢層は、未就学児~高校生まで。
どの子どもも、可能性に満ちており、日々関わっているだけで楽しいし、自分が幸せになる。

今まで、多くの子どもと関わってきて、これは大事だけど、なかなか実践できない人が多いのではないか、と思う子どもとの接し方がいくつかある。
今日はその中でも未就学児との関わり方を、3つご紹介したい。
個人的な感覚や経験に基づくものが多いので、絶対視するのではなく、参考として考えていただけると幸いである。


まず1つ目は、やってあげない、ことである。
ほとんどの大人は、子どもがやろうとすることを先取りしてしまう。

例えば、子どもが少し高いところにある玩具を取ろうとしている。
その時に、あなたならどうするか?

ほとんどの大人はその玩具を取ってあげてしまうのである。
一見当たり前だし、むしろそっちのほうが良いような気もするが、この大人の行動が、子どもの挑戦や行動を奪ってしまっている。
こうした小さな大人の行動が、積もり積もって、あれやってこれやって、と他人任せの意識を生んでしまう。

もちろん、子どもだけではできないことや危険なこともあるので、そこの見極めは必要である。
だが、基本は見守る。ニコニコしながら、「(目の前の子どもは)何するんだろう?どうやってやるんだろう?」と、興味を持って観察するにとどめておくことで、子どもの自発性や主体性が奪われずに済むのではないだろうか。
意識しないと、ついついやってあげてしまうので、意識して実践してみてほしい。


次に2つ目。
話しかける、ことである。
とにかく子どもに話しかける。子どもが何歳だろうがお構いなし。
「今日なんか美味しいもの食べた?」
「今日可愛い服着てるね」
「今日〇〇なことがあって、嬉しかったんだ~」

このような言葉を、まだ言葉が通じない子どもに話しかけている絵は、かなりシュールだろう。
だが、それでいいのだ。
子どもは、何歳であろうが、親の話をしっかり聞いている。
そして、自分に話しかけられているんだ、と感じることで、自分という存在が相手に受け入れられていることを、気にかけられていることを、感じ取るのだろう。
小さな子でも、対話しようと試みること、話しかけ、相手は何を考えているんだろう、と思いを馳せながらコミュニケーションを取ることをオススメしたい。
※愚痴を子どもにこぼすのは、良くない気がするので注意。


最後は、目線を合わせること。
大人と子どもでは、普通に立っていると絶対に目は合わない。
だからこそ大人は、かがんで、膝をついて、物理的に目線を合わせる。

小さい子は、発語も少なく、言葉以外の表情や目でコミュニケーションを取ることが多い。
そんな中で、子どもと目線が合っていないと、上手くコミュニケーションが取れなかったり、子どもの感情を捉えられない。
子どもからしても、親の表情がよく見えず、不安になる。
大人が膝を折って、目線を合わせることで、お互いの顔がよく見え、安心してコミュニケーションを取ることができるのである。


以上、3つ。
やってあげない、話しかける、目線を合わせる。
普段の大人同士の関わりではこれらを意識することがないので、意識的に行動しないと、抜け落ちてしまう。

ぜひ、意識しながら、子どもとの関わりに取り入れてもらえたら幸いである。



※みなさんが、子どもと関わる上で大事にしていることを、コメントにて教えてください!!!


また、私事ではありますが、宮城で子どもの居場所づくりをやっております!
宮城の子どもたちが、明日に希望を持ち、とっておきの自分らしい人生を送れるよう、活動しています!
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