本当の自分というアカウント


個人が発信していく時代

なにか自分も始めなければいけないという焦燥感の中、

インスタのアカウントを作ることにした。


自分自身がコンテンツとなる事で、

自身の発信であるとともに

自分を見返せるデジタルマガジンのようなものを目指したい。

そう思うに至った経緯を書き残しておく。

・様々な「顔」と本当の自分


様々な「顔」を持っている。

家族の顔、職場の顔、友人の顔、

友達の中でも高校や大学それぞれ別の顔がある。


この感覚はたいして珍しい感覚ではなく、

割と多くの人が属するグループに応じて顔を使い分けていると思う。


そして、見えていない顔を指して本当の顔と呼んだりする。


ここには少し違和感があった。

それぞれに見せる顔は全部本当の自分なのだから。


ただ、よくよく考えるとそれらは本当の自分の一部でしかない。

本当の自分は自分ですらはっきり分かっていないのではないか。

SNSのアカウントを活用する事で、

本当の自分が可視化出来るのではないか?と考えた。


・多重人格とSNS


おまけの夜というYouTubeチャンネルをみている。

その中に、なみちえと喋るラジオ動画がある。

印象に残ったのは、

自分の中に色んな人格があると言っていた事だ。

(記憶で書いているので違ったら申し訳ない)

たとえば、
かわいいなみちえ
天才のなみちえ
着ぐるみ作家のなみちえ
ラッパーのなみちえ

など、その時に合わせて色んな人格を引っ張り出している。


最初に書いた違和感に対してこのなみちえの感覚は

なるほど、便利だな

と思った。

そして、

SNSっぽいな

とも思った。


・メディアと身体、アカウントと人格


なみちえは、

なみちえという身体をSNSメディアとして、

様々な人格をアカウントをログインしてコミュニケーションを行っている。


なみちえは日常の会話でも多重人格でコミュニケーションをとるため、

おそらくそれぞれの人格同士でもコミュニケーションが起きているのではないか。

着ぐるみ作家とラッパーなどそれぞれの人格の言動を俯瞰して

なみちえは身体でそれらの総合体として自身を発信している。


対して自分は、相手やグループに応じて顔を使い分けるため、

それぞれの顔同士は相互関係が生まれにくい。

自分の一部の顔はそれぞれバラバラなのだ。


そこで、SNSを自分の総合的な人格とする事で、

ある種1番本当に近い自分がそこに生まれるのでは?と思い立った。


・終わり


自分が持つ様々な顔を全て合わせたものが本当の自分だとすると、

本当の自分を知ると言う事は本人ですら難しい。

ならSNSアカウントでそれを作ってしまえばいい。


ただのブログのような内容になってもつまらないので、

雑誌のような読み応えで自分を発信していきたいと思う。




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