郵便局で大きな子どもたちに教えられたこと


先日、1歳の我が子と郵便局へ行った時の出来事。

土曜日のため、郵便窓口は一つのみ。密にならないように1m間隔で割と長い列ができていた。そこに並んでいるほとんどが「〇〇大学」などと書かれた封筒を何通も持っている親子だった。


「あ、願書だ!受験シーズンか。」


封筒をもつ母親の横でぼーっと立っている受験生。
順番が来て、「あなたが行く大学でしょ、自分で出しなさい」と封筒を渡す母親。


母親が手続きをさらっと済ませ、他人事のように済ました顔をしている受験生。


母親だけが来ていて、姿すら見えない受験生。


あれ?大丈夫か?
違和感がありまくり!!笑
これが今どきスタイルなのか!?



私は母子家庭で育ち、母も体調が良くなかったこともあり、良くも悪くも、自分のことは何でも勝手に一人で決めて一人で済ませてきた。もちろん、金銭面では祖父母の大きなサポートがあってのこと。願書を親と一緒に郵便局に出しに来るという経験はなかった。


大学は誰が行くのか?
何のために行くのか?
誰が決めたのか?
親が決めたの?



そんなことを自問自答していると、
至近距離から熱い眼差しを感じた。


1歳の我が子だ。


私がニコッとほほ笑むと、
我が子から笑顔の倍返しだ!


思わず、ぎゅっと抱きしめた。


「君はどんな子になるのかな。大学にいくのかな?どんな道に進むのかな?どんなことで幸せになるのかな?」



親としては、我が子には主体的に生活してもらいたい。
もし受験をするならば、目を輝かせ、願書を握りしめて郵便局に来てほしい。それは自分で自分の望む道を決めたという決意と覚悟に裏付けされたものであってほしい。


我が子よりもずっと大きな子どもたち、そして、リアルな母親たちに教えられたこと。


#子どもに教えられたこと

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