目指すのは、ドローン社会実装に向けた「知見の民主化」!スカイピークの企業理念とは
今回はスカイピーク代表高野が、当社の事業説明と、2024年の期初に一新された企業理念についてお話しします!ぜひご覧ください。
安全なドローン運用を担う、次世代人材育成に向けた取り組み
ーよろしくお願いします。早速ですが、スカイピークはどういった事業を行っているか紹介ください。
スカイピークは、産業ドローン分野における人材育成を軸に事業を展開しています。
建築・土木関係を中心に、災害対応、将来的な物流など幅広い分野で活用が想定されているドローンの社会実装に向けて、私たちは国家資格をはじめとして様々な研修サービスの提供や内製化支援を行っています。そして研修で使う教育カリキュラム(テキスト)を自社で制作し、他社様へ提供もしています。今では"人材育成"の観点で幅広い取り組みを行うようになりましたね。
ー 人材育成に着目というところを、もう少し教えてもらえますか?
ドローンというと、一般的に目に見えてイメージしやすいハードウェアに目が行きがちです。ですが、空飛ぶロボットであるドローンは、決してそれだけで成り立つものではなく、それを扱う人が存在しています。それは必ずしも手で操縦するということのみを指しているわけでなく、ソフトウェアで自動化する未来においても、安全な運航管理をする人が存在します。つまり、様々な魅力的なツールを活かすためには、その両輪である”人”の育成や輩出も同時に重要だと私たちは考えています。
一方で、飛ばす側だけでなく飛ばされる側にも、人がいることも忘れてはいけません。新しい技術は、知っている方にとっては当たり前でも、多くの一般の方からすると、いまだ珍しいものですよね。
ドローンが本当に普及するためには、国の制度や法律的なものも勿論ありますが、未来技術への信頼性や期待感、飛ばされる側の気持ちを想像して、社会受容性をコツコツ高めることも重要です。だからこそ、ドローンに関わる“飛ばす側"の取り組みだけでなく、"飛ばされる側"の方々の理解を高めるための活動も私たちは積極的に行っています。
公式note(コラム)やホワイトペーパーの作成、イベント登壇やSDGsに関連する取り組みを通じた情報発信を行っていますが、これらも広義の意味で教育の一つと思いますし、まさにその活動の一環です。
子どもの日には、子どもたちに未来の仕事を考えてもらう企画や『折り紙ドローン』『塗り絵ドローン』作成なども行いましたね。
スローガン「知見と技術とともに未来をつくる」への想い
ーさてここから、企業理念についてです。コーポレートスローガンが一新され「知見と技術とともに未来をつくる」となりました。こちらについてお話いただけますか?
全国各地で様々な実証実験や開発などの取り組みが行われていますが、一方で課題感を感じています。それらの先進的な取り組みの多くが、一部の人や企業に極端に偏って紐づいていることで、実装がなかなか進みにくい要因にもなっていると思います。そしてこれは、業界にとっても多くの機会損失にもなっているように感じています。
スカイピークが目指しているのは、そういった専門的な知識やスキル、そして経験などの目に見えない”知見の体系化”と”循環”を支援することで、より多くの人が手軽に信頼性の高い情報にアクセスでき、ドローンやエアモビリティの利活用を更に推進していくことです。
私たちには多くの経験豊富なオペレーターや専門家、有識者のパートナーの方々がいます。皆さんと話すと自分達の知識や経験は次世代にも繋いでいきたい、という話になる事が多いんです。だからこそその価値観を共有する方たちとともに次世代へ伝えていきたいですね。
それが私たちの教育カリキュラム開発の根幹であり、それを研修サービスとして提供する場合もありますし、公式note(コラム)やホワイトペーパーといった情報発信にも繋がっています。
様々な専門分野における”知見の民主化”を通じて、産業実装の推進に貢献し、そしてその先の未来で、ドローンと共存する社会を実現することを目指していきたいと思っています。
プロミスは「全てのステークホルダーに喜ばれる仕事を」
ープロミスは「全てのステークホルダーに喜ばれる仕事を」とあります。この3つの項目について教えてください。
01.進化への挑戦
世の中の移り変わるスピードは非常に早く、ドローンの業界においても、国内外で毎日のように新たな取り組みや新製品の発表、規制緩和や新制度開始などが行われています。そういった時代だからこそ、私たちは常に変化を恐れず、日々学び成長し続ける必要があります。そしてプロとして、特に安全を非常に重要視すべき業界だからこそ、細部の仕事を大切に丁寧に向き合いたいと考えています。
02.共創による価値
ドローンはあくまでツールに過ぎません。私たちはドローンのために仕事をしているのではなく、お客様の課題を解決するための最適なパートナーでありたいと考えています。お客様と課題を正しく理解し実現するために、顧客の立場で、真摯に顧客の未来を考え、新たな価値をともに創造していく姿勢を大切にしたいですね。
03.現場力で変革を
私たちはあらゆる現場を大切にしています。ここでいう現場は、現地現物の観点ももちろんですが、それ以上にあらゆる現場にある“事実”を、多角的な視点で捉えることを大切にしよう!というメッセージです。単に現場の声を聞けばそれで良いということではなく、それも含めて現場にある“事実情報”を正しく捉え、それを私たちの価値提供に最適なカタチで活かしていこうという意志ですね。
そういった意味では、当社に合う方は、仕事として飛ばす仕事ももちろんありますが、単にドローンが好き!というよりは、上記にあるような、業界の未来への期待であったり、スカイピークの大切にしている根っこの価値観や取り組みに共感してくれる方かもしれませんね。
ーありがとうございます。大切にされている価値観の理解が深まりました。それらを踏まえたスカイピークの取り組み内容や、会社としての強みを改めて教えて下さい。
これまで2017年の創業以来一貫して、産業ドローンの人材育成を行ってきました。ドローンスクールの運営、管理団体としてテキスト作成やライセンス発行、政府系機関へのカスタマイズ研修など…また、同時に全国で実証実験をはじめとした現場にも足を運び、点検・調査・物流や災害対応など、沢山の方々と業務経験を積み上げてきました。
私たちは次世代の人材育成を目的に、様々な業務を実施してきたからこその目線で、4つの事業領域でのサービスを提供しています。
1つ目はドローンスクール運営支援、2つ目はドローンスクール/研修サービス、3つ目はソリューション、4つ目はコンサルティングサービスです。
ドローンの産業実装において、国家資格や国家資格講習を担う登録講習機関は重要な位置づけだと思っています。だからこそ、これまで培ってきたカリキュラム開発、スクール運営の効率化や研修サービス提供経験の強みを活かし、ドローンスクール運営を外側からも支援するサービスにも力をいれることで、国家資格の普及促進に貢献します。
もちろん自社として導入支援を中心とした研修サービスも提供しています。弊社はBtoBがメインですが、上場企業や官公庁をはじめとして国家資格講習のみに留まらない、独自の専門講習も多数行っています。教材作成ノウハウがあるからこそ、幅広いニーズに対応した価値提供ができていると思いますし、こちらは年内に新たな発表予定もありますので、是非ご期待ください。
コンサルティングサービスは、点検や物流などの実証実験や新製品のテスト業務を行っています。知見の検証フェーズからの関わりも近年複数お話いただけるようになってきました。検討の段階で、先進的な検証を行い、そこで得た知見を体系化、その知見は自社だけのものでなく汎用的なものとして広げていく。難しいを簡単に、わかりやすく。
それは、単にテキストを売るだけとか、研修するだけとかではなく、有償無償問わず、様々な媒体や方法で発信し伝えていく。このサイクルを回すことで、実装を後押しできると私たちは考えています。
ドローンと共存する社会を共に実現をする仲間を募集中
ーありがとうございます。最後に、スカイピークは今後どんな人が仲間として加わってくれることを期待しますか?
一番は私たちの価値観に共感し、チャレンジ精神を持っていることです。空の産業に興味がある、また教育や人材育成に興味がある人は特に向いていると思います。そのうえで自らで新しい機会を主体的に作っていくことに関心が高いと尚いいですね。
スカイピークのコアな部分は人材育成ですが、それは私たちの経験を伝えることのみに留まらず、時にはパートナーの皆さまと共に知見を整理することで、皆で積み上げた経験を次の世代に繋げていくことを大切にしたいと思っています。
人材育成が好きでも現場が苦手な人には合わないかもしれません。ただ現場を大切にしつつ、ドローンを飛ばすだけではない、その先にある新しい価値を創り出すことを楽しみ、追求できる人には面白い環境だと思います。
ドローンやエアモビリティと共存する未来社会の実現に向けて、やるべきことは沢山あります。大変なことも多いですが、それ以上の面白さや可能性も大きいです。スカイピークだからこそ生み出せる新しい価値で、社会にインパクトを与える仕事を一緒に楽しめる仲間が増えたら嬉しいですね。
ーありがとうございました!
次回もお楽しみに!