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成田童夢さん「七大陸最高峰および北極点・南極点の制覇プロジェクト」特別インタビュー!

今回は、特別編として「成田童夢さん」のインタビュー記事になります。

成田童夢さんと言えば、元スノーボード選手で2006年トリノオリンピック・スノーボードハーフパイプ日本代表となったのち、2011年アスリート引退を機にマルチタレントへ転身。2015年には会社を設立し、実業家としても活動中です。
そんな成田さんは2023年10月、スカイピークでドローン国家資格講習を受講いただきました。資格取得の背景にも繋がる現在の取組みについて、お話を聞かせていただきました。

七大陸最高峰および北極点・南極点の制覇プロジェクト

―本日はよろしくお願いします。早速ですが、童夢さんは常に新しいことに挑戦されている印象です。最近の取り組みについて教えていただけますか?

はい、実は今まさに始めようとしているプロジェクトがあります。「世界中にある七つの山を自分自身で登り、そこから滑走や滑空をおこなう」というもので、ちょうどその準備を進めています。

―世界中の山ですか!どういった想いでチャレンジしようと思われたのですか?

「子どもたちに雪を残したい」という想いから始まりました。昨今、地球温暖化についての話題も多数ありますが、リアルな体感としては「確かにちょっと暑いかな」ぐらいでしかないと思うんですよね。

実際に私自身が、これまでずっと「雪」に携わってきて、すごく雪が少なくなっていると感じる部分がありまして。その現状をもっと伝えていく必要性があるなと思ったんですね。であれば、まずは雪があるところはどこなのだろうと考えたときに、国内のみならず、世界中にある最高峰の山々、南極、北極、そういったところに自分自身がまず現地に行って、その状況を伝えるべきかなと思ったんです。

また山に登る際もなるべく、動力を使わず地球環境というところも意識した負荷を与えないように、ヘリなどの空撮とかでなく、自分の足で登って、そこから滑降して、その映像を自分達で残していくということでやりたいなと。

今回のゴールである、7大陸の山と北極南極を制覇するとなると、世界初なんですよね。このプロジェクトを通じて皆さんに、世界のイマを伝えたいと思っています。

―7大陸制覇には、どれくらいの期間がかかるものなのでしょう?

そうですね。3年以内に全部達成したいなと。

―3年ですか!短い期間に感じます。滑空のお話もありましたが、実際はどういった方法で行う予定なのですか?

主にパラグライダーです。パラグライダー以外にも、カイトボードだったりウイングボードというものもありますね、要するに、自然の風の力を使って降りるということでチャレンジしたいなと。滑走に関してはスキーとスノボのどちらかで、できればと考えています。

富士山の登頂トレーニングの様子

挑戦はいくつになっても遅くない

―滑空の様子は、ご自身で撮影されるのですか?

そうですね。本当は撮影していただけるプロの方が同伴いただければもちろんベストですが、予算含め総合的に考えて、自分自身で撮るのがベストかなと今は考えています。

とはいえ、顔を自撮りするだけではやっぱり迫力も出ないと思うので。場所にもよりますが、ドローンもうまく活用して撮影したいなと。そのためにまずは最低限ドローンのことを理解しないといけないと思い、国家資格を取得しようと!それがスカイピークさんに相談した背景でした(※)。

※成田さんはスカイピークのドローン国家資格講習を2023年11月に受講くださいました。

―そういう背景があったのですね。ようやく全貌が見えてきました!

やはり手持ちカメラで自撮りだけでは限界がありますし、他の方に撮ってもらうのも場所が場所なので簡単には同行できないですし。仮にドローン撮影を外部の方にお願いする場合も、ルールとマナーを理解した上でお願いすることも大切だと思っています。また必要な時には自分自身で撮影できればベストだなとも思っているので、自分自身がドローンの国家資格を取得することは重要でした。

―山々を登って滑空する、童夢さんならではの映像を皆さんに発信することで、そこに映る雪や自然の素晴らしさを再確認してもらう。その取り組みを通じて、環境について意識するきっかけにしてもらいたい、ということですね

まさにその通りです。ちなみに映像の撮り方も色々と考えていて‥ドローンを使って高所登山や滑走の様子を第三者が撮影する方法もありますが、例えば自動追尾などの撮影機能をうまく活用することで、滑ったりあらゆる動きをしながら自ら撮影をしている人は、そうそういないのではないか?とも思いまして。であれば、第一人者として先駆けた取り組みをして、そういった発信もできると面白いのでは?そんなことも考えています。

―なるほど、ちなみに先程お話にあったパラグライダーは以前からされていたのですか?

パラグライダーは今年の5月から始めました。パラグライダーにはパイロットライセンスという資格があるのですが、ある程度のレベルまで資格を取らないと海外では飛べないので、まず資格取得に向けて今はトレーニング中です。

―すごいですね!存じ上げませんでした

山を登って滑空するっていうのがメインになってくるので、パラグライダーはその一部でしかないですし、ウイングボードに関しても、これも始めたばかりってこともありますが、新たにチャレンジしています。

もう正直、どれも全くできないところからのスタートなので「全然できないところからのスタートでも、いくつになっても新たな挑戦はできるよ」というメッセージ性も込めて、発信できればなと思っています。

“このままでは雪がなくなる”アスリートからの警鐘

―SDGsという観点については、元々関心があったのですか

そうですね。小さい頃から山とか自然が身近な環境下でずっとスポーツをしていたので、私が長年携わるスノーボードというものもまさに自然と密着しているなと、いつも肌で感じています。

そんな中、年々雪が減ってきて、スキー場もたくさん閉鎖している。もちろん経済の影響とかもあるんですけれども、それ以上に雪不足が大きく関係しているので、この現状をどうにかして伝えたいなと。

そのために自分が何ができるのかって考えたときに、結局滑るしかないよねと。ただ、普通に滑っているだけじゃ意味がない。まだ誰もやったことないようなことに向き合って、世界初の取り組みをしようと。それで、世界最高峰の山々にチャレンジしようと考えました。2022年に発案してから準備を重ねて、今年の秋口からいよいよ実行予定です。

―まず最初はどちらの山に行かれるのですか

最初はオーストラリアです。オーストラリアのコジオスコという山なのですが、こちらは2,228mと、富士山より低いです。オーストラリアといえばエアーズロックの印象が強いと思いますが、こういった山もあるんだよと発信していく予定です。

この山は、中伏までスキー場があるんですよね。けれど今年はかなり雪不足で、スキー場が開く時期をかなり遅らせたというニュースが出ていました。雪不足の理由は温暖化です。そういった海外の状況はほとんど知られていないと思うので、伝えていきたいと思っています。

―ありがとうございます。そういった動画は、童夢さんのYouTubeなどで配信される予定なのでしょうか?

最初はそういう形になると思います。先々では動画配信サービスなどでも発信していければと思っています。地球温暖化については日本だけの問題ではなく、世界規模での問題になっていると思うので、世界に訴えかけていかないといけないなと感じています。だからこそ国内外問わず発信できるような媒体を通じて、発信していけると嬉しいです。

―当社としても、ぜひ多くの方に観ていただけると嬉しいです。本日は、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!

ありがとうございました!

成田童夢さんのSNSはこちら
youtube(童夢チャンネル【日常vlog】):https://www.youtube.com/@106dome
instagram:https://www.instagram.com/narita_dome?igsh=Z2ZsbWxtaHlmd29y
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