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“補助金”と”助成金”について

こんにちは!スカイピークの広報担当です。

ドローンをお得に導入するうえで、"補助金と助成金の活用"が注目されています。でも、複雑でイマイチよくわからない…、そんなことはありませんか?

私たちスカイピークにも、お客様から補助金、助成金についてご相談いただく機会が増えてきましたので、今回改めてnoteにまとめました。是非、参考にしていただければ幸いです。

▶補助金について

採択された場合に後から支給されるものが補助金です。機材の購入、システム導入や開発、また販促関係など、補助金の種類により要件や使用可能な用途は様々ですが、新たに○○○をしたい!そんな時に金銭面でサポートしてもらえる制度として注目されています。

1.補助額
2.補助率
3.対象経費
4.対象企業 

など、補助金の種類により内容は異なりますが、ドローンであれば主に新たな機材導入の際などで多く活用されています。

少し具体的なイメージを、例にあげてみましょう。

まずは新たに実施したい事業案に基づいて、方針や金額があう補助金情報を集めます。

ドローンに関連するものであれば、弊社をはじめ関連事業者に相談すると、時期や希望する方針に該当する補助制度についての情報を教えてくれることもあるでしょう。

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補助金例:ものづくり補助金
https://portal.monodukuri-hojo.jp/index.html
補助上限:省力化枠の場合は 最大8000万円
1月18日現在、第17次募集が開始されています(申請締切日:令和6年3月1日(金) 17時)
令和6年度は応募期間が約2ヶ月、審査期間を約1ヶ月、四半期ごとに採択発表予定
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候補となる補助金が決まったら、事業計画の策定と合わせて、購入予定先に、見積書を依頼します。

見積書と提出書面の準備ができたら事務局に提出です。なお、準備には約1カ月ほどかかるケースが多いため、ギリギリになりすぎないように注意しましょう。

提出期限後に無事採択がされると、通知が届きます。

その後、発注書、納品書、請求書、など手続きごとの書面を通じて、予定していた事業活動を進めていきます。取引上発生する書面はエビデンスとして確認しますので、きちんと管理して後に報告してくださいね、ということになります。

事前に申告した内容通りの事業実施が完了したら、最後はお金の請求です。

事務局に適正に業務実施できたことを確認してもらい、ようやく補助金額が、手元の銀行口座に着金されるという流れになります。

ーーーーーーーーーーーーー採択までの流れーーーーーーーーーーーーーー

応募 → 申請 → 審査 → 採択!

ーーーーーーーーーーーーー入金までの流れーーーーーーーーーーーーーー

交付決定 → 事業実施 → 実績報告 → 審査(検査) → 入金!

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さて、便利な補助金制度ですが、注意すべきポイントもあります。

補助金はあくまでも「補助」という形であり、通常は自己負担があることはもちろん、先んじて支払いが発生します。

大きな投資を検討されている事業者の方は、一時的に手元資金が薄くなるため、必要に応じて金融機関(銀行など)から借入を行い、キャッシュを安定させることも考えないといけません。

また、多くの書類の準備が必要になることも、忘れてはいけません。

新たな投資活動として、事業計画を求められることも多いため、中小企業診断士やコンサルタント、行政書士など、書類作成に精通した専門家にサポートしてもらい申請書類準備を進める企業様も多いです。

その際は、ドローン分野で実績が豊富な専門家にサポートしてもらうことで、スムーズな準備や採択率を高めることにも貢献するでしょう。

なお、例年発生する補助金だけでなく、その時の時代背景に合わせて新たに開始されるものも多くあります。

時代背景が反映されて、国の強い方向性の打ち出しがされているもので補助率が高いケースもあります。(例:コロナ下で新たに開始した補助制度や、脱炭素に関連したものなど)

稀に補助率が 4/5や、10/10 といった高い補助率のものが出てくる場合もあります。(多くの場合は1/2や2/3といったものが多い)

補助金例:ものづくり補助金、IT導入補助金、持続化補助金、事業再構築補助金など

▶助成金

一定の条件を満たせば、必ずもらえるのが助成金です。特に雇用や労働環境の整備に多く利用されており、一般的に社会保険労務士などの専門家が関与するケースが多いものとなります。

労務や書類に詳しい社内のスタッフが対応する場合もありますが、補助金と同様に、こちらも外部の専門家にサポートしてもらうケースは多いでしょう。

助成金例:キャリアアップ助成金、雇用調整助成金、人材開発支援助成金など

ドローンの場合では、国家資格取得で注目されている、スキル習得を目的とした講習受講において活用するケースが多く、人材開発支援助成金が使われています。

講習のコースや期間などで異なりますが、最大半額程度まで助成される場合もあるので、特に複数名の受講などを検討されている企業様は、頭に入れておいても良いかもしれません。

まとめ

◎補助金とは
 機材やシステム導入などに多く活用され、採択された場合にもらえるお金です。

◎助成金とは
 労務関係で活用されることの多い、基本的に要件を満たせば必ずもらえるお金です。

・採択の有無の違い
補助金は、一定の要件を満たしたうえで申請が採択された場合にのみ、受給が可能なものとなっています。そのため申請時に提出する計画内容が重要です。一方で助成金は、要件を満たし受給申請すれば通常給付されることが可能です。

・主体となる機関の違い
補助金は経済産業省(や中小企業庁や自治体など)、助成金は厚生労働省が主体となります。

補助金や助成金は、事業者にとって有難い制度であると同時に情報収集や手続きの煩雑さ、なによりドローンといった専門分野で活用を検討する際には、事業計画を作成する人にも、業界の知見が求められます。

スカイピークは自社でこれまで3種類の補助金の採択実績を持ちつつ、補助金・助成金制度に詳しい専門家と連携していることで、ドローンの活用検討から業務導入支援まで一気通貫でサポートを提供することが可能です。

どちらも、原則返済の必要のないお金としては共通しています。返済が必要とされる融資との違いとして、この点について、特に大きなメリットといえるでしょう。

ただし所定の要件や採択時の計画に則った実施をされていないと、のちに返還を求められるケースもあるため注意が必要です。
補助金や助成金制度を活用して、新たなドローン活用を検討したい方は、こちらよりお問い合わせください。