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中国スタートアップ勉強会

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2019年2月の記事一覧

中国企業の業績急ブレーキ 1割赤字、1000社が減益

上海市場、深圳市場は上場基準が厳しい。昨年の今頃はIPO審査が滞り、3年で1億元かせぐ見通しがなければ、審査してもらうことすら難しいと噂され、実際に撤回した企業も少なくなかった。高成長を続けるため、すぐにでも資金の欲しいベンチャー企業とは、スピード感で相容れない。そのため、IT企業は、香港市場または米国市場で上場するのが通例である。巨頭とよばれるBATJ(バイドゥ、アリババ、テンセント、ジンドン)もみなそうだし、昨年、上場で話題となった、シャオミ、美団点評、拼多多、テンセント

AIでリードする中国ユニコーン 桁違いの開発力

中国のユニコーン企業数は、上海の胡潤研究院による「2018胡潤大中華区独角獣(ユニコーン)指数」では70社ではなく186社となっている。業種別では、オンラインサービス45社、オンライン金融21社、電子ビジネス20社、医療健康19社、AI関連は12社、などである。 IPOも盛んで、昨年は香港市場へ189社、米国市場へ40社が上場している。国内の上海、深圳の両証券取引所は上場基準が厳しく、ユニコーン企業は海外へ上場するのが一般的だ。 この状況を改善すべく、上海取引所に基準を緩めた

クラブメッド、中国にスキー教室最大10カ所

フランスの動きは実に機敏である。2018年の平昌オリンピック、中国のメダル獲得数は、金1、銀6、銅2、で計9個、国別ランキングでは16位だった。2022年の北京オリンピックでは、こんな成績ではすまない。地元北京市では、昨年の春節休暇、55項目の組織的強化活動を行った。今年はさらに熱が入っただろう。 しかし今年の春節では、政府の組織的活動とは関係なく、スキーブームが起こった。日本のスキー場が、中国人客に占領されてしまったのは記憶に新しい。 2014年、日本のスキー場数は60