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クラブメッド、中国にスキー教室最大10カ所

フランスの動きは実に機敏である。2018年の平昌オリンピック、中国のメダル獲得数は、金1、銀6、銅2、で計9個、国別ランキングでは16位だった。2022年の北京オリンピックでは、こんな成績ではすまない。地元北京市では、昨年の春節休暇、55項目の組織的強化活動を行った。今年はさらに熱が入っただろう。

しかし今年の春節では、政府の組織的活動とは関係なく、スキーブームが起こった。日本のスキー場が、中国人客に占領されてしまったのは記憶に新しい。

2014年、日本のスキー場数は609カ所で世界一、中国は50カ所で19位というデータがある。(観光庁・海外スキー場調査)それから5年、記事にあるとおり、中国のスキー場は、爆発的に増加した。ただし東北三省と北京市周辺で全体60%を占め、地域的かたよりは大きい。さらにリフトあるスキー場は限られ、整備はまだまだこれからだ。

これまでスキーと縁のなかった華中や華南の中国人が、スキーを始めようと思った場合、黒竜江省のスキー場へ行くより、日本のスキー場へ行く。たとえば上海人にとっては、地方の中国人より、もはや日本人の方が、波長は合うだろう。日本の施設やリフトは洗練されている。実際にそ考えた人たちが大挙して日本のスキー場を訪れたのである。全体の4分3は初心者とみられ、日本のスキー指導者や上級者にとっても、新たな市場が創出されたといえる。このチャンスを逃す手はない。

フランスが中国本土へ進出するなら、日本は呼び込む体制を磨き上げて対抗したい。

コスパ・テクノロジーズCEO / BtoB企業のブランディングと海外向け施策が得意なWeb制作会社 / SNS総フォロワー5万 / HP→ https://cospa-tech.com/