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AIでリードする中国ユニコーン 桁違いの開発力

中国のユニコーン企業数は、上海の胡潤研究院による「2018胡潤大中華区独角獣(ユニコーン)指数」では70社ではなく186社となっている。業種別では、オンラインサービス45社、オンライン金融21社、電子ビジネス20社、医療健康19社、AI関連は12社、などである。
IPOも盛んで、昨年は香港市場へ189社、米国市場へ40社が上場している。国内の上海、深圳の両証券取引所は上場基準が厳しく、ユニコーン企業は海外へ上場するのが一般的だ。
この状況を改善すべく、上海取引所に基準を緩めた「科創版」市場を創設する。中国のユニコーン界は実にダイナミックだ。

これを支えるのは千禧一代(ミレ二アル世代。主に1984~2000年生まれ。80后、90后)である。4億1500万人、人口の31%に達する。昨年の大学卒業者数は、820万人、初の800万人超えとなった。今年は865万人となる。教育レベルは上がり続けている。さらに昨年の男女比は、男48%、女52%、となり、新たな不平等が発生しかねない状況だ。

また各大学とも、ビッグデータ学科、ロボット学科などを次々に新設している。中国でも急速な高齢化と将来の人口減を指摘されているが、この世代の厚みは日本とはまったく違う。この貧しさを知らないスマホ世代が、ユニコーン企業の核となっているのだ。基礎体力が違うのである。

コスパ・テクノロジーズCEO / BtoB企業のブランディングと海外向け施策が得意なWeb制作会社 / SNS総フォロワー5万 / HP→ https://cospa-tech.com/