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何でか、この場面が好きである。第13回

昔観たことがありますが、Netflexにあったりすると、つい観ちゃいますよね? あれ、そうでもないですか?

森繁、仲代、三船、丹波…凄い名優がそろい踏み。あおい輝彦。夏目雅子も出ていて、他にも著名な人たくさん。おっと新沼謙治も出ている、結構重要な役で。鳩は…今回関係なく、戦場に行った豆腐屋という役柄。

日露戦争を描いた大作。今回、ネタバレはしません!


≪輪っかの煙≫

観返してみて、チョイチョイ覚えているシーンもありましたが完全に忘れているシーンも多数。

特に映画の中盤、いきなり「防人の詩」(さだまさし名曲)が字で画面に出てくる所は驚いた。下に字幕で出るのではなく、真っ暗な画面に、デカデカと字だけが出たので衝撃。シュールですらありました。

ほんでもって、これは観た人なら分かるかもしれませんが、僕が一番「そうそう、これ!」って思ったのが、二百三高地の斜面を登る日本軍が砲弾を浴び、輪っかの煙が出るシーン。地面からこう、タバコの煙でやるみたいな輪っかが見事に(一瞬なんですが)。

この映画、ホントに虫けらのように人が死んでいくので、見ていると感覚が麻痺してくるんですが、この場面だけは鮮烈に覚えてました。最初に観た日から相当年月経ってると思いますが。

もちろん、夏目雅子の美しさだとか、乃木将軍演じた仲代達也の最後の泣き芝居の凄みとかいろいろありますが、なぜだか自分はココ。この輪っかの煙が記憶から離れません。。。

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