見出し画像

「アフターデジタル」を読んで、ジャーニーの重要性を再認識した。

大ヒットしたアフターデジタルを改めて読み直してみたのですが、

OMOについてとてもわかりやすく書かれていて、

とても参考になります。

簡単な要約と合わせて、書いていきます。

そもそもOMOって何?

OMOはGoogleチャイナのCEOピチャイ氏の

論文が発端と言われている言葉で、

オフラインとオンラインの融合の意味です。

この本では、融合というよりは、

「オフラインとオンラインの垣根がない世界」

というふうな定義しています。

どういうことかというと、

ユーザーがオフラインで買う、とか、オンラインで買うとか、
いちいち意識しない世界です。

家具を店舗に見に行って、
レジに行くのではなく、スマホでポチることは、
もはや多くの人がやっていますが、

まさしくそういった世界観のことです。

単なるデジタル化に意味はない

もちろん、それだけではなく、
オフラインのデータ、オンラインのデータが
それぞれが統合されていて、
かつ、どちらのサービスにも
活用されていることが重要です。

日本企業はその発想が、非常に苦手だと、
本書には書かれています。

「顧客属性の情報だけだと価値はありません」
「(顧客に)最適なタイミングで、最適な情報提供ができて、
初めて意味があります。」

だから中途半端にDXを推奨しても意味がないので、
やるなら徹底的にすべてデジタルシフトさせましょう。

この言い分は、もっともだなあ、と感じました。

データの活用にはジャーニーが必要

AIが騒がれる昨今、データ活用が重要なのは、皆知っています。

機械学習の概念だって知っています。

じゃあ、データ活用をしようと思ってみても、

ジャーニーが描けないとデータ活用も分析もくそもないのではないか、

と本書を読んでいて思いました。

なぜジャーニーが重要なのか、理由1

一つの理由は、

アフターデジタルやOMOの世界は、
時間軸が長くチャネルが多様だからです。

アフターデジタル:
デジタルで絶えず、接点があり、たまにデジタルを
活用したリアル(店や人)にも来てくれる。

その人のライフスタイルを知り尽くしていないと、
デジタルの接点を増やすことはできないですよね。

まさしく点ではなく、線です

なぜジャーニーが重要なのか、理由2

よりきめ細やかなおもてなしが必要になるから。

本書ではおもてなし2.0という言葉を用いていますが、

ユーザーのかゆいところに手を伸ばすためには、

ちょっとした導線に、
ちょっとしたおもてなしを持ち込むのが重要なのかと考えました。

まとめ

アフターデジタルというか、OMOと呼ばれる世界になって、
今までより、
点ではなく、線で考えることが重要になってきた。

だから、データの前に、
ジャーニーをしっかり描くことって、
重要だなと実感した。

今日から訓練だ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?