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【ケッコンカッコカリ】ソロウェディングの話を聞いてきた

6月の満月は、6月22日午前10時過ぎだったそうな。その頃の私は、東京のあるフォトスタジオに向かっていた。以前から興味のあったソロウェディングについて、話を聞いて来ようと思ったのだ。

満月は浄化を表す。本来なら願い事を振り返る時期に当たるので、夢を叶えるにはあまり良くないのかもしれないが、意識していたら何も動けない。そんなことを考えないまま、約束の場所についた。


第1段階

受付に人がいたので、「○時にカウンセリングをお願いしていました何とかです」と名乗る。そうすると空いてる席に案内され、カウンセリングシートを書くよう促された。5分ぐらい経って、女性スタッフが隣の席に立って、挨拶してくれた。
「担当の○○です」
そういうと、空いてる席に座った。すでに書き上げたカウンセリングシートを軽く見て、彼女は話を進めた。
「ソロウェディングですね」
結構多いのか、サラッと言われる。
「はい…」
「予定は9月…今のところ、そんなに混んでないので大丈夫ですよ」
そう言われ、安心する。まだ先なのか大丈夫だという。
「それでは、料金の説明してもいいですか?」

そこのフォトスタジオでは、ソロウェディングをするにも2つのコース(それ以上あるけどあえて割愛)あるそうな。私の場合、和装は考えてなかったのでドレスのみなのでそういうことになったんだろうけど…
担当さんは、それをわかってかドレスのコースで説明した。
「こちらの19,800円のコースだとあと2名分空いています…条件として、キャンペンコースなのでSNSなどで出してもらうことになります」
「……それって推しと結婚の場合でも?」
「はい。推しも撮影対象にさせてもらいます」
……その瞬間、頭の中で「アウトだ…」と思った。いくらバーチャルとはいえ、推しを世間様に公開する勇気はない。完全に次元の違う人同士の結婚向けのコースだ、これ。

頭の中で、過去に経験者のnoteが浮かんだ。

……多分、ああいう人たち向けのコースなんだな、と実感。

私の推しは次元は一緒だが、リアルだと既婚者なので妄想でバーチャルじゃないと結婚できない。下手すると重婚になってしまうので、「これはネタなのよ!」と済ませて逃げ切るしかない。でも、推しが好きなのは事実なので、そこは否定しない。いや、否定する気持ちはまったくない。

「それなら、こちらの39,000円のコースをご希望ですね」
担当さんはそう言って、説明してくれた。

当 た り 前 だ 。 じ ゃ な い と 私 が 死 ぬ 。

ヘアメイクやアクセサリーなどの小物はコースに含まれているが、ドレスに直接着せるブライダルインナーは別料金とのこと。そりゃコロナ禍が過ぎたとはいえ、衛生面に神経質になっちゃうよね(汗とか)
とりあえず、第1段階は無事完了した。

「それなら、ドレスを見てみましょうか」
担当さんがそう言い、「少し待っていてくださいね」といわれながら布の手袋を渡された。それをつけて待っていたらドレス部屋へ案内された。

第2段階

ドレス部屋へ案内されると、右側に白いウエディングドレス、左側にカラードレスが並んでいた。
「……きれい」
うっとりしながら口にしていると、担当さんが「こちらのドレスはどうですか?」と聞いた。
主に選んだのは、肩紐のないタイプだった。胸にコンプレックスがあるので、それを強調したものは避けたかったのでそれを中心に選んでくれた。

気がつくと、3着選んでいた。

松竹梅、各コース(正しくはBコース、Aコース、Sコース)それぞれランクがついてるらしい。これは偶然なのか、必然か。
少し経ってから、試着部屋へ案内された。そして選んだドレスを試着しては写真に撮ってくれた(自撮りが上手じゃないので、担当さんにお願いした)そして、どれが似合うかチェックしたが、2着あって迷ったのでそのまま保留となった。

そして、最後の確認で見積もりをお願いした。
2着のドレスに対して、差額は33,000円。これがどうなるか、これから考えなきゃいけない。時間がまだあったので、じっくり考えるとした(多分7月半ばぐらいまで?)
最後に、再度聞きたいことなどあればこう対応しますといわれた。腹をくくって衣装とコースを決めたら、早めに連絡することにした。もし、再度カウンセリングを受けたいならLINEで事前相談してほしいともいわれた。
とにかく話だけは聞きたかった。そして、どう描きたいか考える時間が欲しかった。

頭の中で考えていたソロウェディングについて、リアルで話を聞くことが出来てよかったと思った。とにかく興味を持ったら動いたらいいと感じた。