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海を見るたび

う~み~は~
ひろい~な~
おおき~い~な~

ある舞台作品を見てから海を見るたび
この歌を思い出す

小さい頃から知っているこの歌が
何か大きな力を持って自分に訴えかけてくる

そして思い出すのは歌だけじゃない

常にこの台詞が頭によぎる

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軽いエールは腹が立つ
頑張れなんて言われなくても頑張ってる
明るく元気に暮らせたら初めっからそうしてる

携帯電話は上辺だけの世界を作った
パソコンは人間から温もりを奪った
それらは時に寂しさを癒してくれたり
感動を多くの人間に伝えることができるのかもしれないが
間違いなく人々の孤独な時間を増やした

こんな時代だからこそ
目の前で想いを伝えようとする生の音に敏感になってほしい
映像ではなく
自分の目で見た真実を心に刻んでほしい
急かせる世の中についていくためにとってつけた知識、情報じゃなくて

目の前の、目の前の
悲しみで歪んだ音を
喜びの音を
生の音を
あなたの目の前で起きたことを噛み締めて

自分のペースで生きてみてはどうですか
ゆったりゆっくりクジラのように
生きてみてはどうですか
そうすれば
今の社会が窮屈に感じる狭い水槽ではなくて
広くて大きな海になるかもしれない


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これは、2019年
清水一輝さんプロデュースの舞台『吼える
の台詞です。
2019年はまだ清水一輝さんのことを知らず
この作品もDVDで見ました。

Instagram(xxace_ik)の投稿で読んだときにぶっ刺さり
作品を見て、本当に自分の想いが言語化された作品だと感じました。
その台詞を清水一輝さんを知らない、舞台に興味のない人にまで届いてほしいと思い、今回ここに書いてみました。
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この台詞を読んでみて感じることは人それぞれだと思う

だけど

スマホやパソコンがあって当たり前の時代

SNSに吞み込まれていませんか
常に下向いていませんか

歩いているとき、電車に乗っているとき、家にいるとき
少し上を見てほしい

スマホの中にはない
広大な景色が広がっている

毎日同じ通勤・通学の道も
毎日違う景色が広がっている

SNSで他人を羨み
自分を取り繕い
見栄を張るより

目の前の当たり前の光景に感謝し
自分らしくいる方が
私は生きてて気持ちいい

空を見るだけで
自分がちっぽけに思えて
自由に楽に
生きていける気がする

私は毎日空を見るようになってから
何かが大きく変わった

空って
海って
山って

自然っていいよな

広くて大きくて自由な世界
これからも
自分の足で色々なところに行って
自分の目で色々なものを見て

写真ももちろん素敵で大切な思い出のひとつだけど

いちばんは
自分の目と心に焼き付けたい


【写真はオーストラリア/ゴールドコースト】



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