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あらゆる「世界」をつなげて、 新たな価値を創造したい

山下 允睦
Mitsuyoshi Mitsu Yamashita

既存の教育に対して問題意識を持ったきっかけ

予備校で校舎責任者をしていた時期、私は数学の講師と校舎管理業務を任されていました。 その年、めでたく大学進学した教え子が夏休みに校舎に遊びに来てくれたのですが、 ほとんどの子たちが「大学がつまらない。。。」と嘆いていました。 返す言葉がありませんでした。 私の担当校舎は入塾してからどれだけ成績がアップしたかを競う「成績向上得点」において全国でもトップクラスに入るぐらい優秀な校舎でした。そこには、大学に対する期待と現実のギャップがあったのです。 「あれだけ努力をしてせっかく第一志望校に合格したのに、期待していた大学生活が送れていないのはもったいないなぁ。」と思いました。 同時に、「自分にできることは何だろう?」と考えるようになりました。

ちょうどその頃、大学の独立行政法人化に対する議論が活発に行われている時代であり、特に地方大学の定員割れによる赤字経営の問題があらゆるメディアで取り上げられていました。「そうだ!『ドラゴン桜の大学バージョン』をイメージして大学を立て直すことで、大学とそこに通う学生の両方をサポートしよう!」と考えました。 だから、今振り返ると英語力なんてまるで無かったのですが、「アメリカNYのMBA」を取得しよう!と無謀なチャレンジができたのだと思います。

米国MBAチャレンジにともなう2つの壁

MBAのチャレンジには2つの壁がありました。1つ目は、英語力です。当時英検3級レベル程度の英語力だったため、仕事を辞めニューヨークへ渡り、語学学校に通いながらMBA受験の準備をする選択肢を選びました。退路を断つことが大事だと思ったからです。 最も苦労したのはTOEFL iBT®のスコアアップです。

当初、勉強をすればするほど、スコアにも反映されていたので、非常に楽しく取り組んでいました。 しかし、80点を越える辺りでピタッとスコアの伸びが止まってしまいました。10回、20回、30回・・・このまま目標得点に到達せず終わるのか、という不安をずっと抱えていました。 最終的に先生やクラスメートそして同じくTOEFLで苦労された日本人MBAホルダーなど様々な人との出会いや、試験で求められている本質的なスキルを見抜くことができ、なんとかクリアすることができました。今では同じようにTOEFLで苦労されている方に、スコアアップの秘訣を伝授しています。

2つ目の壁は、MBA在学中です。志望校に合格することができましたが、カリキュラムについていくだけで精いっぱい。ほぼ毎日1~2時間の睡眠時間でした。英語力が乏しいことに加え、経営学もきちんと学んでいなかったため、まず日本語で経営学の基礎知識をインプットし、その後課題図書(英語)を読む、ということが原因です。

一方で、1学年600人のクラスメートの中、日本人は私一人だけだったので、日本企業を題材にされたケーススタディに関してだけは、求められている以上に取り組みました。その学ぶ姿勢のおかげもあり、英語力が低いにもかかわらず多くのクラスメート(特に欧米系)から、サポートをいただき卒業することができました。   米国MBAのチャレンジを通して、「視点が増え」、「視野が拡がり」、「視座が高まった」ことを実感しています。そして、教育に対する「見方」・「考え方」がアップデートされたことで、より良い教育を目指す「取り組み方」が変わっていきました。

グローバル社会に対する日本教育の立ち位置

帰国後、大手予備校の関連会社にて海外大学・大学院に挑戦する方をサポートするプログラムを立ち上げました。海外大学や大学院といったアカデミックな留学に対して、日本人の在籍が非常に少ない現状を目の当たりにしたことがプログラム立ち上げのきっかけとなります。 海外大では、特に「目的志向型」の学生を求め、そもそも何をしたいのか・なぜそれをしたいのか、なぜこの学校なのか、などといった問いに対して論理的に回答できることが重要となります。

これは「様々な背景や環境で育ち、価値観が異なる人たちと共生している」という世界の前提から考えると、「論理的にコミュニケーションを図る」ことで、お互いを理解する環境を作り上げていくことにつながるとされているからです。 しかし、日本ではそのような環境下でない上に、そもそも「何をしたいのか」、という問いが日本の教育では先送りにされてきたため、この問いをしっかり考えることなく、受験や就活など人生の岐路で様々な意思決定をしている印象があります。この問題に対して一つの解が私自身の中で芽生えてきました。

「学生自身や教育機関が本来持っている価値をプロデュースする」

よりよい未来を想像し、価値創造を先導する人を育成するために、あらゆる世界で活躍している方をつなげていくことが重要だと考えています。 この「世界」というのは、国や地域といった「場所」を指す場合もありますし、食の世界や医療の世界といった「分野」示す場合もあります。今後の未来は、テクノロジーの発展にともなって、複合的に「世界」と「世界」が組み合わさって、新たな価値を生み出す可能性をすごく秘めています。 自らが興味関心を持ち、没頭できる「世界」を見つけていくため、SKY Educational Partnersを創業し、世代を越えてあらゆる「世界」で活躍している人たちとつながり、学び合い、価値を高め合う環境を整えていきます。

山下 允睦
Mitsuyoshi Mitsu Yamashita

株式会社 SKY Educational Partners

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