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クライアントとしての覚悟

何かのきっかけでコーチングを受けることになった方に伝えたい。

コーチングの関係とは、

クライアントが自ら望む人生を作り出すのに必要なエネルギーを充電する場

であると、私のコーチングバイブルに書いてある。

専門的に学ぶ前の私のコーチングのイメージというと、

コーチとクライアントの2人が話をして、クライアントの悩みをコーチにぶつけて、コーチがふんふんと聞いてくれて、それに対してどう思ってるの?と質問されて、それに答えていくうちになんとなく自分で答えを見つけられるようなもの

という程度だった。

しかもその悩み/課題というのが、

■上司と相性が悪い。どうやったら折り合いをつけながらうまく付き合っていけるか?
■趣味がなくて自分時間が充実しない。どうしたら夢中になれるものに出会えるか?

といった割と日常に近い具体的な課題を解決できるものだと思っていた。

それがなんと、クライアント自らが望む人生を作り出すエネルギー充電の場という壮大なものらしい。

さらにそのエネルギーを充電するためには、

✔︎クライアント自身が自分の人生に対して意欲や願望の強いエネルギー
✔︎コーチがクライアントの変化に対する理解/スキル/決意のエネルギー

これらが揃っている必要がある。

ということは、クライアント自身に強いモチベーションがないと、有意義なコーチングが成立しない。

なかなか日頃、人生の目的なんか考えたことがないと思うけど、いい機会だから考えてみてほしい。

「自分の人生をこう生きたい!」
「こんなことを実現したい!」
「絶対にこれを叶えたいんだ!」

目を閉じて、ぐーっと自分のことを考えてみたらきっと何か湧き出てくるはずだ。

1時間もあれば、きっと何か出てくる。

もちろん、コーチのエネルギーも大切だ!それはここで書きたい。


とすると、クライアントにはクライアントの覚悟がいる。「なんとなく受けてみました〜」「話をきいてくれるっていうから来ました〜」「なんか話します〜」では、コーチとクライアントのバランスが取れておらず、ちっとも成立しないということになる。

とはいえ、「コーチング」なんて初めて聞いたよ!っという人が初回から「私は自分の人生はこうしたい!」「これを実現させるために生まれてきました!」なんて語れるはずがないし、考えたこともない人ばかりだろう。

徐々にでもいいので、セッションを通して、

「私どんな人生を送りたいって思ってるんだろう」
「子どもの頃どんな大人になりたくて今どんな大人になったんだろう」

なんてことを立ち止まって考えて、自分の人生に対して強い意欲や願望を持ってそれをぶつける時間にするといい。

そんな思いを、コーチが受け止めて、コーチも全力でクライアントの人生の変化を起こさせるべくスキルと決意とエネルギーを集中させるアツイ特別な時間がコーチングセッションだと言える。

コーチングのクライアントになった方は、ぜひ!漫然と自分の話をするのではなく、この機会に一度立ち止まって、「わたしの人生をかけて実現したいこと、意欲や願望って何だろう」と考えてみてほしい。

そのエネルギーを持った上でコーチングに臨むときっと何か驚くことが起こる1時間になるんじゃないだろうか。

クライアントとしての覚悟。コーチと一緒に作り上げる関係。そんなことを意識してみたらきっと有意義な時間になると思う。




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