見出し画像

コーチングの関係が終わる時って?

学校じゃ教えてくれないコーチングシリーズ第5弾!いつか必ず終わるコーチングセッションについて書いてみたい。

始まりがあれば終わりがある。コーチングの関係にも終わりがある。
ドライにいうと"終わり"だし、もうちょっと素敵にいうと"卒業"かな。

基本のコーチングセッション

まず私のコーチングセッションの1セットは基本的をお伝えしたい。

・2週間に1回 
・3ヶ月間継続
→つまり6回を1セット

最初の導入セッションを入れると、通常コーチング自体は5回だ。多くのコーチはだいたい3ヶ月〜6ヶ月継続を1セットにしていると思う。(もちろんそうじゃない人もいるけど)ちなみに1回だけとか2回だけとかでは、コーチングの力を発揮しにくいので、基本は3ヶ月という一定の期間を設けている。(これもコーチングの場合一般的だ。)とはいえ、1回のみセッションをスポット的にやることもある。

もちろん3ヶ月の後に更新もある。まだまだセッションが必要なので、3ヶ月継続することもある。そしてまた3ヶ月継続、またまた3ヶ月ということもある。コーチとクライアントの関係を数年続けているという方を知っているし、最初の3ヶ月で終了した方ももちろんいる。

例えるなら、塾に中学1年生から3年生まで通う子もいれば、中学3年生の1年間だけという子もいるし、もっというと中3の夏休み講習だけの子もいる。なんとなくそんな感じ。

継続か卒業か。見極めは何?

大切なのはその期間ではなくて、クライアントさんとコーチの関係性が今どうか?ということをちゃんとみることだ。しっかりお互いがクライアントの走りたい未来を同じぐらいの熱量で見ているか、一緒に叶えたい、走りたいと思えているか、その関係性に熱量があって、燃えているかどうかが大事だ。

コーチをつけようと思った時に感じていた悩みや焦り怒り、戸惑いや決断などが、自分なりに解消されて進む方向が見えた!もう一人で走れるぞ!走りたい!という方はひとまず卒業を選ぶことをおすすめする。

継続するかどうかはクライアント自身が決断するものだけど、コーチから「もう一人で羽ばたきなはれ!」ということもある。それもすべて二人で話して決める。

コーチングを受けようと思ったきっかけのことが、セッションを通して自分で走る方向がわかって、伴走いらない!1人で走る!ってなることもある。そういう時は、遠慮なくコーチにいってほしい。いいね!いってらっしゃい!沿道でいつも応援しているぞ!と、心から送り出す。

走る方向も走り方も見つかったけど、もっともっと高みをめざすために、一緒に伴走してほしい!という場合も言ってほしい。まだまだ一緒に走ろう!継続しよう!

コーチとして、クライアントさんの力を心の底から信じているから、「一旦完了だ!」と思う。次のステージに自分で進むことをクライアント自ら決めたことを応援したい。

お断りすることもある

もっと辛口にいうと、なんとなくダラダラ、特に変えたい自分もいないし、このままでいいかなー、このまま過ごしていたいかなーという方は、ちょっとコーチングできません。ってお断りすることもある。私もそんなに時間を持て余しているわけでもないし、私自身もおもいっきり応援したい方のコーチになりたいので、私の応援を明らかに必要としていない人のコーチングはご遠慮することもある。

再び始まる関係もある

中学校を卒業した後、しばらく時間があいてもう一度、高校2年生から塾に通うこともあるだろう。そんな感じで、時が経って、状況が変わって、1人で内省するよりコーチの力を使った方がいいと思う時は、また基本の3ヶ月から話しながらコーチングやろう。

久しぶりに自分にしっかり向き合って、内省したい時にコーチを雇うことはおすすめだ。

これからコーチングを受ける方へ

コーチングの関係は永遠ではないことを声を大にして伝えたい。終わりのタイミングがきたら、お互いでそれを伝えて終わりにしよう。長く続けることで得られることももちろんあるけど、ダラダラなんとなく慢心で続けることはお互い時間がもったいない、と私は思う。なんとなくコーチとクライアントの関係が、なあなあで惰性でぬるま湯になってお付き合いになっていると感じたら、一度この関係をどうしようかと話してほしい。さらに結び直すか一旦卒業するか、しっかり話し合って決めれられる関係性はとてもパワフルでかけがいのないものだ。

ちなみに私は卒業した人のことを時々、

いまどうしてるかな〜がんばってるかな〜
今日もきっとがんばってるだろうな〜

と思い出して、遠くからだけど時々心を寄せている。特にこちらから連絡することはないけれど、なにしてるかな〜とぼんやり洗濯物を干しながら考える。特に目に見えるパワーのようなものはでないけど、きっとちょっとは伝わるじゃないかなと思っている。

これからコーチングを受ける方は、予め全6回のセッションを経てどうなりたいかをぼんやりイメージしておくとさらに活用できる気がする。コーチが着地点を決めることはしないけど、受ける本人はなんとなく自分の未来をイメージするのは悪くない。そして、続けるか終えるかも自分の意思で主体的に選択してほしい。

もちろん、コーチ・クライアントの関係が一旦完了したところで、それまで一緒に築いてきた「熱い関係」はもう消えない。頻繁にオンラインや対面で会うことはなくなっても、ずっと太い糸はつながったままだ。

ということで、今回はコーチングの終わりについてでした。


数字で見える応援が、日々の励みとなります。一瞬でも、あなたの人生に何かハッピーをお届けできたらこれほど嬉しいことはありません。