牛乳×食パン消費量
ふと気になったこと。
仮説:牛乳×食パン消費量の関係は??
お米と牛乳は普通一緒に食べない
=牛乳に合うのはお米よりパン
=パンの消費量と、牛乳の消費量は相関関係にあるのでは…!!
気になってしまったら確認せずにはいられない性格の私。
早速、総務省統計局のデータにアクセスして、データを拾ってきました。笑
これで回帰分析かけてみます!!
使用したのは以下のURLからです。
「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県県庁所在市及び政令指定都市(*)ランキング
(2019年(令和元年)~2021年(令和3年)平均)
統計局ホームページ/家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2019年(令和元年)~2021年(令和3年)平均) (stat.go.jp)
2019年から2021年までの年の消費量・消費額を平均し、ランキングにまとめたものだそうです。
そんなもの、ランキングどうしを見比べればなんとなくわかるでしょw
と、私も思いますが、
せっかくなのでHAD17.0で分析かけようと思います。
使用したデータは
「穀類」の「食パン(数量:g)」
「乳卵類」の「牛乳(数量:ml)」
いずれも2019年~2021年の二人以上の世帯の家計での年平均購入数量です。
サンプル数は、全国の県庁所在地と政令指定都市の52都市(n=52)。
本当は47都道府県でわかりやすく分析をかけたかったのですが、
すぐにみつけられたデータがこれしかなかったため…
(各都市の並び順は適当です。)
![](https://assets.st-note.com/img/1654391013201-EP8g5tiNbO.png)
有意水準は5%で有意とします。
分析結果
相関係数
![](https://assets.st-note.com/img/1654390581392-qVh15WnsK3.png)
相関係数は0.535
p値は0.01で有意という結果に…!
微妙すぎる笑笑
「相関がある」といえるのは、だいたい相関係数が0.6以上なときらしいので、
「パンと牛乳の消費量には若干の相関がみられる」くらいは言えるのでしょうか…
ただ、p値が0.01以下だったのでとんでもなく適当な数ではないようです。
散布図
![](https://assets.st-note.com/img/1654391425964-KnzabPUe55.png?width=1200)
散布図を見てみます。
…牛乳も食パンもめっちゃ右上に偏ってる~~
そして心なしか、右斜め上方向になだらかに直線引けなくもないような気がする。心の目で見れば。
![](https://assets.st-note.com/img/1654392419382-jnop8aATzi.png?width=1200)
回帰式では、
食パン=y 牛乳=x とすると y=181.39x+664.797
になります。
一応ちゃんとした式になって一安心。
特に、独立変数xのp値は1%水準で有意なので、
ここで算出されたXとYの関係は統計的に意味があると結論付けられます。
考察
今回の仮説「牛乳×食パン消費量の相関関係」に対しては、
「2つの変数には若干の相関関係がみられる」という結論が出されました。
やっぱり、食パンを頻繁に食べる都市ほど、牛乳が一緒に飲まれていたり
牛乳を使った料理(シチュー、スープなど?)が食べられがちなのではないでしょうか。
和食を食べていたら基本、牛乳一緒には飲みませんもんね…。私だけ…?
擬相関の可能性もあるので、断言はできませんが…
(例えば、子どもの数が多い→牛乳をよく買う
子どもの数が多い→子どもにはお米よりも食パン食べさせがち。
子どもの数が多いことが、食パンの消費量、牛乳の消費量をそれぞれ別で底上げしてるとか?)
そこの関係もおいおい追っていけたら面白そうです( ´∀` )
また、ローデータを見るうちに、地域によって「食パン消費量」に偏りがあるように感じました。
もちろん、居住人口によって消費量は異なるため、単純な比較はできないですが、
「食パンの消費量上位はやたら関西・中国四国地方が多い…」と感じたり、
「消費量下位は東北地方が多い気がする…」と感じたり。
そのあたりの地域別消費量の違いを、どうにかして見やすく分析してみたいです。
また近々方法を調べて、分析してみようと思います。
本日はこのへんで。
拙い分析・考察を最後まで読んでいただきありがとうございました。
ちなみに私は、朝ごはんは白米とお味噌汁派です。笑
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