小学校受験不合格からの公立小学校
長男の小学校入学からちょうど一週間経ちました。
長男は年少の3月に「小学校生活の練習」という気持ちで幼児教室へ通い始めました。
その後、年長6月というかなり遅いタイミングで小学校受験をすることを決め、秋に単願受験し不合格でした。
通っていた幼児教室は保護者見学型だったので、自分の子も含め沢山のお子さんを見てきました。
また、模擬テストの採点ポイントから「こういう所で加点・減点されるのね」ということも知りました。
それを経て、今回長男の卒園・入学の様子を見て感じたことを書きたいと思います。
1.保護者さんの違い
小学校受験は、「この学校に合格したい!!」という強い思いがあるので皆さんものすごく熱心です。
受験する学校の先生に対しては勿論、幼児教室の先生に対しても皆さん
「失礼のないように」
「話はメモを取りながら真剣に聞く」
という感じです。
私立小学校へ来校する時の服装は勿論スーツ(入学後も基本フォーマルだと思います)。
私も10月の受験本番までは
学校=お受験スーツ
という生活だったので、受験を終えて公立小学校の就学前検診や入学説明会に参加した時には逆に何を着れば良いのか悩みました(笑)
ママ友に聞くと「普段着で良いよ」と言いますが
この「普段着」って、人によるのでめちゃくちゃ難しいですよね。
ジーンズはアリ?無し? というレベルで迷うこともあれば
中にはジャージ+素足+サンダル
という人もいて、基準が難しいです。
服装以外にも「先生や学校に対する態度」はかなり温度差がある様な気がします。
2.受験児と非受験児の決定的な違いは「姿勢」
小学校受験に向けて対策に取り組んでいた時は、ペーパー、絵画など単元について真剣に向き合ってきました。
でも、今になって「受験する子供」と「受験しない子供」の決定的な違いは
「姿勢」だなと思います。
①座り方
卒園式では、子供と向かい合って座りました。
足をとじ背中を伸ばして座っていられる子は少なく、女の子でも大股開いてパンツが見えちゃってる子が沢山いました。
入学式では100人超の子供達を後ろから見ていましたが、
「フラワーロックですか?」という位、みんな足がブラブラ動いていました(笑)
足を閉じて、背中を伸ばして、手はお膝。
視線は話している人の方に向ける。
これって凄い難しいことなんだと、改めて思いました。
受験本番が近づくとみんな仕上がってくるので、少しの姿勢の崩れも気になったりしましたが、「それが普通なのね」とちょっと安心した瞬間でもありました。
②手の行方
良いか悪いかは別として。
お受験の世界では「手はお膝」が基本です。
一方で特に訓練されていない子供の手の行方は様々。
ずーっと頭を掻いていたり、隣の子にちょっかい出したり。
とにかく動いていない子の方が少なかったです。
③視線
保育園の園長先生も、小学校の校長先生も
「話している人の目を見ましょう」と言っていましたが、これができる子は少ないです。
また、話している途中で突っ込みを入れたり、隣の子と話し始めたり…ということが普通にあります。
3.どちらが良い・悪いではないけれど
姿勢、人の目を見る、挨拶 など、保育園や学校という大人数での集団生活で細かく指導される機会はほとんどないと思います。
「訓練された子供は可愛くない」
という考えもあるとは思いますが
人の目を見て挨拶する
良い姿勢で話が聞ける
それって大人でも素敵ですよね。
嫌味なく自然に、しかも笑顔でそれができちゃう人を見ると本当にうらやましいと思うし、大人になってから訓練するのも結構苦労する気がします。
長男はすっかり公立小学校に慣れて、周りの子とも馴染んでいます。
卒園式で姿勢が崩れたり、入学式では隣の子と喋っていたり
「あら?お受験の時の頑張りはどこいった?」と思う場面も多々ありましたが
一言「どうやって座るんだっけ?」と声をかけると自分の中の「良い姿勢」を思い出せる様で、姿勢を正したりもできます。
志望校には合格できなかったけれど
受験を通して得たものはとても大きかったと感じます。
ということで、次男(4歳・年中)も長男と同じ幼児教室に今月から通い始めました。
また、いろいろ感じると思うので記録を続けたいと思います。
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