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ゲームが売れる理由がよく分かる

「ほら見て、太鼓の達人とかどう?」

「ピクミンじゃん!よく歌ってるやつ」

「スポッチャでやったマリオのゲームもあるよ」

「マイクラだよ!こっちはスプラトゥーンだよ」

「桃鉄とかどう?電車のゲームだよ!楽しいんじゃない?」

10月29日 玩具売り場にて。
これ、全て私と夫のセリフである。

何故か私たちは全力で長男にゲームをプレゼンする羽目になっていた。


ゲームの導入にドキドキする私

我が家にはいわゆる「電子ゲーム」がありません。
周りの子は高確率で持っていると思われますが、長男(小1)の口から「ゲームが欲しい」とハッキリと言われた事は皆無です。

そんな中、元ゲーマーな夫を育てた義両親から「七五三の会食を終えた後、2人にお誕生日プレゼントを買ってあげたいからお店へ行こう」とのお誘いが。

メリットも十分理解しつつ、目、姿勢、睡眠時間、他の事に関心がなくなるのでは?という懸念点もあり、突然やってきた「ゲームデビューの可能性」
に私はドキドキしていました(笑)

拍子抜け


そんな中迎えた当日。
事前シュミレーションをした玩具売り場へ到着すると、今日もドドーン!と、ゲームコーナーが。

それを見ても特にリアクションのない我が子達。

私もゲームをおススメしたいワケではないので、レゴ・マグフォーマー・ラキュー等、我が家で活躍している玩具たちの豪華版コーナーへ。

そう、我が家にはキャラクター玩具が殆どない。
パウパトロールの車(トミカみたいなサイズ)、アンパンマンのブロック(もう保育園に寄付した)等、ほんの少ししかない。

普段、書店でラキューの豪華セットを見かけると「欲しい~!」と喰いつく長男が何故か喰いつかない。

仕方なく、ボードゲームコーナー、プラレール、トミカ…とウロウロしてみると長男が「これ欲しい!」と言ったのはポケモンのゲームだった。

タカラトミーさんのHPより画像お借りしました

「え、それ?( ゚д゚)」
夫も私も絶句である。

対象年齢4歳~って書いてあるし。
拡張性もなさそうだし、絶対すぐに飽きるやつじゃないか?
しかも無駄に場所も取るし💦

長男の気持ちを尊重してあげたいと言っていた夫も、スポンサーであるじぃじも「もうちょっと他も見てみようよ」と誘うも、断固拒否の長男。

「嫌だ!コレがいい!!」
「ポケモン同士でバトルさせるんだ!」
と譲らない。

夫からこっそり「コレを買う位なら、ゲーム買った方が良いと思う」と言われたので、思わず私も賛同。

何故か長男が近寄らなかったゲームコーナーへ。

あら?ゲーム欲しくないの?

夫と長男2人でゲームコーナーへ向かう姿を見ながら
「遂に我が家にもゲームがくるんだな」としみじみしていた。

しかし、5分もしないうちに戻ってきた。

「ゲームよりさっきのポケモンが欲しい」

えっ(;゚Д゚)!!!!!!!!

長男は夫とゲームコーナーへ向かう途中は
「ゲームが一番欲しかったけど、色々なモノを買わなきゃいけないから無理かなと思ってたんだよ」と、ゲームを買う事に意欲的だったそう。

だけど、沢山のソフトを見ているうちに気が変わったらしい。

TVと同様に電子ゲームも「目を休める時間」を設けないといけなくなるので、現実的にプレイする時間が少ない。
という事を自分で理解して「それなら普通の玩具にしよう」という判断に至ったとの事。

ビックリ。

正直、「TVを見る時間が減っても構わないからゲームが欲しい位」と言い出すかと思っていたけど、最近ゲームをする人と接触していないせいかイマイチ魅力を感じていない様子。

もう一度私も一緒にゲームコーナーへ行って、冒頭の通りゲームをあれこれプレゼンしてみた。
プレゼンしながら「あれ?なんで私はゲームへ誘導してるんだ?」とよく分らなくなってきた(笑)

お買い上げ

両親2人+じぃじのプレゼンにも聞く耳を持たず
結局長男の希望通りポケモンの玩具を買いました。

帰宅後大急ぎで「やること」を終えて、長男は自ら開封して組み立て始めました。

すると一言「あ、これ人形入ってない」。
えっ???(;'∀')

こんな小さく書いてあった

つまりは「戦いの舞台」だけ入ってるという事。

私も夫も衝撃を受けましたが、長男は特に気にする様子もなく「代わりのモノでバトルさせれば良いよ!」と言って、ポケモンカードや恐竜のフィギア等色々なモノを代用してバトル?をしていました。

恐竜
ビー玉

戦いのBGMとナレーション、ビー玉の音が鳴り響く我が家(笑)

そもそも長男はポケモンの様なピカピカ光るアニメが苦手らしく、TVで見たいとも言わないし、モンコレもコレクションしていません(笑)

夫は今すぐ買ってあげたい様子でしたが、長男は特に欲しくもなさそう(笑)

因みに次男は散々迷った挙句、大人の誘導によりコレにしました。

対象年齢3歳以上 となっているものの、組み立てる時に結構力が必要なので慣れるまで大変です。

最初はただ一色線につなげて玉を落として遊んでいました。
私が冊子に乗っている作例集を見ながら一番簡単なコースを組み立ててみせると、二回目は自分で作例集を見ながら組み立てを頑張っていました。

「明日の朝は次のページのやつを組み立てる!」と意欲的です。
買って良かった!

電子ゲームがヒットする理由がよく分かる


次男の玩具には満足したものの、玉が転がる音が結構うるさい💦
そして「組み立てる」のにも結構時間がかかる。
置く場所も困る。

そう考えると電子ゲームは合理的。

・スイッチを入れたらすぐに遊べる。
・達成感がある。
・省スペース。

今はソフトもDLなので、益々良いよね。

久しぶりに子供と玩具売り場をウロウロして、電子ゲームがいかに
「親にとっても」都合が良いか
が分かった気がしました。

しかもネットゲームで課金でもしない限り、ソフトの料金+電気代位で遊べるんだから、頑張って外に連れ出すよりも経済的(笑)

そんな親子共にメリットが多いゲーム。
それでも、リアル体験に関心が薄くなってしまう事がやっぱり怖い。

「目を休める時間を設けないといけない」という所まで頭が回るようになった長男に頼もしさと切なさを若干感じてしまうけど💦
とりあえず我が家のデビューは持ち越しとなりました。


今日も最後までお読みいただき有難うございました。
素敵な一日になりますように☆彡




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