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子供の通知表が気になる自分へ言い聞かせたいこと

長男が小学生となり、初めての通知表を持ち帰ってきた。

懇談会で配布資料を元に通知表の見方を説明されたけど、「1年生前期の評価方法」がイマイチよく分からなかった。

通知表を見ても各教科の項目に対して、全て「実現しています」に〇がついていた。

見事に全ての項目が同じ評価で何か釈然としない気持ちになった。


刺激が強すぎた模試の成績表


年中~年長の10月まで、長男は小学校受験塾に通っていた。
小学校受験は10月頃から本番を迎えるので、年中の11月には「新年長」となり、そこから1年間は毎月模擬テストがあった。

テストを終えると10日後位に自宅に「成績表」が届いた。

ペーパーテストの〇×だけではなく、全体の正答率に対しての評価もあった。
正答率が低い問題に〇が付いたら☆、正答率が高い問題に×が付いたら★。

テスト項目も単純に正解・不正解だけではなく、テスト中の態度(お喋りしない、静かに待つ、敬語で話す等)等にも細かく評価が付けられていた。

「こんな事にイチイチ〇×を付けられたら堪らないよね」

と心の底から思うけど、「その場にふさわしい態度」ができるかどうか?を短時間で判断される入試に向けて必要な評価だったのだと思う。

成績表には必ず順位がついていた。

総合順位、志望校別順位、男子の中での順位、月齢での順位。

〇×だけではなく点数、順位、偏差値と「これでもか!」という位、数値化される成績表は親にとっては、良くも悪くも物凄く刺激の強い物だった。

釈然としない気持ちの正体


対して、小学校の通知表はとても低刺激だった。

オール〇の通知表は、一般的には良い成績だっただろうけど何だか釈然としない。

それは、親から見ると全ての教科が同じ〇ではないと感じているから。

長男は算数はとても得意な一方で、図工や音楽等のアート的な分野ではあまりセンスが感じられない(ごめんよ長男)。

それなのに全てが〇だと何が得意なのか?がぼやける。

もう一度、学校から配布された資料を見ると

1年生の前期の学習は、小学校生活のスタートカリキュラムとなっています。内容も「〇〇あそび」といった、各教科の学習に円滑に接続されるような内容です。

との事。

確かに、授業参観を見た時も自分の記憶にあるような「授業」とは雰囲気が違っていた。

つまりは〇×を付けるような段階ではなく、意欲的に参加できているか?という評価であること。

我が子の事になると…

正直、塾の模擬テストに胸を痛めていた。

「受験」という本番に向かっているから仕方がないという側面はあるものの

「他人から評価されること」ばかりを意識する子に育てて大丈夫なのか?という疑問があった。

受験に限らず、小学校以降のカリキュラムも

・学ぶ内容
・評価方法
・あるべき姿

決めているのは全て「過去を生きてきた大人」であり、「未来を生きる子供」ではない事。

勉強の面白さは、「今まで知らなかった事を発見する喜び」であり、自分が知りたい!と思った事をアンバランスに深めていく事なのに、「〇年生」という括りだけて同じ内容を学び、同じ到達点を目指して勝手に他人に評価される。

そこに嫌悪感を抱き「この子らしさを伸ばしたい」そう願っていたはずなのに。

いざ自分の子供が通知表を貰ってきたら「評価されたい」と思っている自分がいる。

子供にどんな風に育って欲しいですか?

唯一受けた小学校の面接で聞かれた質問

「お子さんはどのように育ってほしいですか?」

その問いに我が家では

心身ともに健康で、何事にも前向きに取り組める子に育って欲しいです

そう答えた。

どんな大学に進学してほしいとか、一流企業に勤めて欲しいとか、社会的な地位を築いて欲しいとか。

そういう事ではなくて。

「何事にも前向きに取り組める子」は、得意な事も苦手な事も「よし!やってみよう!」と楽しめる事。

この先「悲しい経験」をしても、前を向ける事。

そして何よりも「心も体も健康であること

順調に育っている


まだ小1。

我が家が目標としている子育ての「心身共に健康」という第一ステップを目指して定着させる時期。

生活リズムもほぼ安定しているし、大人並みに3食食べるし、大人顔負けのバナナウンチしてるし(笑)

先天性の病気もなく、ここまで健康に育ってくれているだけで物凄く奇跡。

そして、驚く程「何事も前向きに取り組めている」

保育園時代のお友達が1人しかいない小学校の入学式で、早速お友達を作って誰よりも楽しそうにしている。

親も友達も知り合いゼロの国際交流イングリッシュキャンプ(この件は未だに記事にできずにいます💦)に笑顔で参加できる。

もう、これだけで満点。


家庭学習にもそれなりに力を入れてきたからこそ、評価はどうしても気になってしまうけれど。
評価に惑わされず、我が家の軸を、子供の笑顔を大切にしよう。


という事で、今日は殆ど自分への提言でした(笑)

最後までお読み頂き有難うございました。
3連休初日、素敵な一日になりますように☆彡


【今朝の次男語録】

「上は濡れてない。下は濡れてるけど」
それは漏れたってことだYO!









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