見出し画像

転職活動中に失敗したこと

前回の記事では、思いのほか多くの「スキ」をいただくことができ、とても嬉しかったです。ありがとうございました。

前回は転職活動中の話をざっくりとまとめたが、今回は、転職活動中に「失敗した…」と思ったことを2つご紹介したい。

まず一つ目は、「内定が出る前に会社を辞めようとした」ことだ。

異動前の部署では、精神科にかかれば病名がつきそうな状態で必死に仕事をしていたため、
とにかく早く会社に「辞めます」と言いたくて仕方がなかった。

転職活動をするうえで、内定が出る前に会社を辞めることは悪手であると言われている。
私ももちろんその認識はあったのだが、人間は本当に追い詰められると、何をしでかすかわからない。

まんまと、内定が出る前に「辞めます」と上司に伝えることになった。

「いつまでに辞められる」という確証がないと、普通に毎日を生きるのが辛すぎたからだ。頭では分かっていても、どうしても我慢ができなかった。

ただ、これから転職を検討している方に唯一できるアドバイスとしては、結局のところ
絶対に内定が出てから上司に言うようにしましょう」ということに尽きる。

我ながら冷静ではなかったと思うのだが、確かに早く辞める宣言をしたことで、会社を辞められる安心感を得ることができたものの、それと引き換えに「謎の喪失感のようなもの」に苛まれた。

一応は頑張って就活をして入った会社ではあるし、周りはみんないい人だったので、きっと当時の自分の中でまだ未練があったのだと思う。

やはり、内定が出てから少し落ち着いて現職を見つめ直したうえで、正式に辞める決断をすることをおすすめする。

続いて、もう一つの失敗は、使いこなせもしない有料のコーチングサービスに大金を払ったことだ。

あらかじめ断っておくと、私はコーチング自体を否定したいのではない。
私がお伝えしたいのは、「高額なコーチングサービスを使いこなすことができないと、後悔と自己嫌悪だけが残る」ということである。

今回私が払ったのは、新車が買える程度の金額だった。

試しに無料カウンセリングを受けてみたが、その際に

「転職すれば年収は簡単に上げられるので、このお金はすぐに取り返せますよ!」

「将来に向けた自己投資なので、結果的に得しますよ!」

等々、当時の私にはとても魅力的に思えることを言われたし、実際にサービスを使いこなすことができれば、それは真実になるのだろう。

当時の私は、お金をかければかけるほどいい結果が出るような気がしていた。

とにかく会社を辞めることが目的になっていたので冷静ではなかったし、あまり前向きな気持ちでもなかったので、少々受け身な姿勢だった。

コーチングサービスの一番のメリットは、コーチと共に目標に向かっていけることだと思う。

ただ、それを享受するためには、あくまでも自分で考えたうえで判断しなければいけない。

今まで思いつきもしなかった魔法のようなことを教えてもらえるわけではなく、「導いてくれるだけ」だと考えるのが妥当だと思う。

期待しすぎると、ただ「やっている感」「意識高めにキラキラしている感」を味わって終わってしまう。

この辺りについては長くなりそうなので、また別の記事で取り上げたいと思う。

ちなみに、結果として転職活動はうまくいかなかったものの、人生におけるやりたいことへのヒントを得ることはできたので、コーチングを受けたことは無駄ではなかったと思っている。それにしても料金は高すぎたと思うが…。

私の例は少々極端かもしれないが、転職活動で追い詰められるようなことがあれば、ぜひ一度冷静になり、何かに縋りすぎることがないようにしてほしい。

参考になるかは分からないが、転職活動の際は、是非私のような失敗をしないようにしていただきたいと思う。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?