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『体外受精』〜夫が感じた想い〜(前編)

先日妻が妊娠しました


仕事中、妻からのLINEが届きました。内容は「着床した。やったー!!」でした。あまり意味がわからないと思いますが、着床した=妊娠したということです。
私達夫婦は様々な理由で自然妊娠できず、生殖補助医療をして体外受精しなければ子供が出来ません。
そんな私達(9割妻)が行ってきた治療とその時の私の感じた事を書きたいと思います。


初めての診察

2022年8月上旬、産婦人科を受診した妻が自然妊娠は、ほぼ不可能であるという診察を受けました。
私達はお互い結婚するのが遅く若くないので、治療をするのであればできるだけ早く開始した方が良いと言われました。
不妊治療は保険診療になりましたが、年齢制限や回数制限があり、年齢や回数をどれぐらいの範囲でやるか考え、話し合いました。
「とりあえず説明会に参加し話を聞いてからやってみよう。」という話になり、説明会に参加することを決めました。

当時私が感じた想い

妻と結婚する前から自然妊娠は無理かもしれないと思っていましたが、妻が受診して体外受精以外妊娠する可能性は低いと聞かされた時は、自分達の子供は出来ないのではないかと思いました。
もし仮に妊娠したとしても高齢出産になるので母子に様々な影響があるのでは無いかと思いました。
体外受精の事も理解できていませんでしたし、妊娠する確率も低く、高額なお金がかかるというイメージしかありませんでした。
年収の低い自分が医療費を支払っていけるのか不安になりました。

体外受精説明会


2022年8月下旬、夫婦揃って病院に行き、体外受精についての説明を受けました。
内容は治療や体外受精の方法とスケジュール、合併症などの悪影響、1回あたりの治療費、当病院での胚移植、妊娠の成績などの説明を受けました。
毎日ホルモン剤、点鼻薬、注射も自分でしないといけないし、それをしても採卵出来ない可能性もある、最悪採卵出来ず合併症になり身体を壊すかもしれない。
それでも妻は子供を産みたいと言ってくれたので私も覚悟を決めて、同意書にサインをして治療を始めました。

当時私が感じた想い

説明会で話を聞いて一番不安だったのは、妻の負担がかなり大きく、合併症になるのではないかと思いました。
それに採卵までのスケジュールで、自分で注射をしないといけないのでそれが不安でした。
説明会の話を聞くまでは、お金の不安が大きかったのですが、話を聞くとお金なんかより妻の身体の事が心配になりました。
妻ばかりに負担をかけてしまい、自分が代わってあげられないことが歯がゆくて仕方なかったです。
自分にできることは何でもしてあげようと思いました。


前編終り








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