【サカ日記】僕らの為の赤サイレン

2021/5/7~8(金)~(土) 雨→晴れ

同居人が出先でウォーターサーバーを

契約し、コーヒーメーカーを購入したらしい。

コーヒーメーカーは実質無料とのこと。

家電量販店で3万円分の家電が貰えたらしい。

除湿機にしろよ、と言ったら

「急だったから適当に選んだ」

とのこと。美味しいコーヒーを飲もう。

その後ラーメンが食べたいということになり

開いている店を探しに外へ。

小粒の雨が降っていた。

ちまちま降らずもっと一気に降れよ。

そして晴れろ。

しかしこのご時世、既に閉まっている店が

ほとんどで空腹もピークに。

その時、

「2名様どうぞー!すぐにご案内できます!」

居酒屋から大声で呼ばれた。

ここが所謂台風の目か。と唸る。

その後帰宅途中に行きつけだったbarへ赴く。

開いとるんかーい。

大盛況かーい。

結局朝方までいた。

あれ?同居人がいない。

捜しに行くと店外のトイレで

ブッつぶれていた。

久々だしな…と会計を済ませ店を出る。

「水…水…」

蚊の鳴くような声で水を求める同居人。

ちょっと待っとけ、コンビニへ走る。

水を買ってくると同居人は寝ていた。

このままじゃいかんと起こそうとするが、

「動けん動けん」

の繰り返し。

とうとうパトロール中の警察官に

「救急車呼んだ方がいいよ」

と言われ、初めて119へ電話した。

通行人の視線。

遠くからサイレン。

付き添いとして初めて救急車に乗った。

受け答えは冷静に出来ただろうか。

そんなことより

めちゃくちゃトイレを我慢していた。

救急車から降りると、

晴れ渡った空に眩しい太陽があった。

担架(台車?)に乗せられた同居人とは

違う入口から院内へ。

諸々の手続きを済ませ、ひたすら待つ。

眠い…。

俺も同居人と同じかもう少しぐらい飲んでいるのだ。

携帯も使えないので受付の方に

料金について聞いたりしていた。

時間外の診察だった為、衝撃価格(悪い意味で)だ。

それにもフラつきながら、2時間程待った。

「○○さんの付き添いの方~診察室へどうぞ~」

一番奥のベッドには、安らかな顔があった。

否、手にはビニール袋を持ち、

吐きたくても吐けないらしい。

何でこのタイミングで呼んだんだろう。

もらってしまいそうだ。

そこへ看護師が登場し、吐き気止めを点滴の

管へ注入した。ずいぶん楽になるそうだ。

急性アルコール中毒だと。

やってんなぁ…。

上着は汚れて着られない為、

同居人はタンクトップ(黒)。

家に帰るまでずっと震えていた。

病院を出たところにいたタクシーで帰った。

帰宅後すぐに寝る準備。

同居人がいびきをかき始めた。

さて、俺も眠ろう。

おやすみ。


多分故郷の夕焼け。
写ルンです
です。
海ー!
奥に山ー!


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