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【不定期雑記 #38-6】九州ゆらふら旅行記⑥(下関&福岡にて完結編)

前回のあらすじ:遂に福岡→大分→熊本と回ってきて、福岡に帰ってきたのであった!

 ということで、長かった(1週間分の記録なのでそれはそう)旅行記も今回で完結です。どうぞ最後までお付き合い下さい。

 さて、熊本県から福岡県小倉に無事故で帰ってきた時には雨が降っていました。レンタカー屋さんからご好意で傘(客の置き忘れのビニール傘)まで頂き、暖かいなあ、と思いながらホテルへ向かいました。
 今回のホテルは、福岡県小倉から電車で15分、山口県の下関市にあるドーミーインです。結構各地でお世話になってるチェーン店のホテルです。

 なんと朝食でふぐが食べられます(なお、現地では「ふく」と称しますが、便宜上この記事では「ふぐ」と記載します)。ふぐ飯からふぐの唐揚げ、ふぐの開きまで、結構色んなものを食べられます。
 しかし、ふぐの刺身は流石に食べられない! ということで夕食はそこらの居酒屋に行くことにしました。
 元々クーポン利用のため行こうとしていたお店が閉まっていたので、近くにあるこちらのお店、みすずさんにお伺い。

 ご夫婦で経営されている下町の居酒屋さんで、地元民が楽しく談笑されている明るいお店です。晩酌セット1,000円と、気になる料理をいくつか注文しました。

晩酌セットで日本酒! パートナーは変わらずコーラです。ちなみに席近くのテレビでは、昭和アイドルの歌番組の録画が垂れ流されていました。スケバン刑事とかその辺りの懐かしいやつです。
晩酌セットに付いてたおでん。2種選べるとのことで、大根と卵! 大根は沁みてて美味しかったです! 卵は最早安定の美味しさ。
これも晩酌セットのポテトサラダ。ポテトサラダが美味い居酒屋は良い居酒屋という判断基準がありますが、その観点で言っても良い居酒屋です。
晩酌セットのクジラのユッケ。下関市は調査捕鯨が盛んな関係で、今もクジラが食べられています。
クジラらしい濃い味と独特の匂いが堪りません。しかし本当に久々に食べましたね……。
単品で頼んだふぐ刺し。つまりはテッサです。私はこれが人生初のふぐ刺しでした。淡白ながら旨みがきっちり感じられ、食感もコリコリしてて美味しい!隣に添えられる紐みたいなのは皮です。食感を楽しむものだと思いますが、つまみには凄く良い!
確か唐揚げ。日本酒があると欲しくなる揚げ物! これも安定の美味しさでした。
チーズチキンカツ! 揚げたてを提供して下さるので、衣はサクサク、中はチーズがトロリと溢れてきます。メニュー的にはどこでも食べられるものですが、これ結構美味しかったのでオススメです。

 お酒も入ると結構楽しくなってくるもので、隣に座ったお客さん(なんと東京から来られた方)や地元民の方、店主のご夫婦と談笑してました。ちなみに「巌流島にはなんも無いから行かない方がいいよ」はここの店主の奥様から聞きました
 そんなこんなで下関での時は過ぎ、翌日朝はホテルのバイキングでふぐ料理や、山口の郷土料理である瓦そばを食べたりしました。

こんなラインナップ! どれもこれも美味しかったです!
こちらはふぐ飯。ふぐの旨みが存分にお米に溶け出しててすごく美味しかったです! 刺身で食べたあの硬さはどこへやら、ふぐの身はフワフワでした。
左はふぐの唐揚げ、右はふぐの開き。どっちも手乗りサイズで可愛いです。
ふぐの唐揚げは骨が多くて結構食べづらかった……(普通は揚げたら骨も噛み砕けたりするものですが、そこまでにはなっていませんでした)。個人的には開きの方が美味しかったです!
瓦そば! 茶そばなので緑色です。ちなみに瓦そばは注文制で、暫く待つと席まで持ってきてくれます。
そば粉を使った麺の焼きそばという感じでした。油を纏ってるので結構ガツンときますが、つゆや薬味のお蔭でしつこ過ぎず食べられました。

 こうしてエネルギーを充填し、いざ福岡県の門司へ!(ここで私が電車内にリュックを置き忘れ、2時間ほど駆けずり回りました。本当ご迷惑お掛けしました……)
 そして門司といえば!
 カフェに焼きカレーにバナナ!(本当食べ物ばっかりだ!)
 ということで、門司の街並みを感じながら、美味しいものを食べまくりました。後のことなんて気にしない!
 写真と共に様子をお届けします。

下関と門司を繋ぐ電車。エンジ色と黒のレトロカラーが可愛らしい!(リュックを探すのにこの電車を何度か乗り継ぎました……)
リュックが見つかり、門司港へ! 天気は曇ってますがレトロな街並みを見渡せる!
全体的に色合いが可愛い!ちなみにこの通りにある建物は全て何かしらのお店(その過半数がカフェやレストラン)。
その通りで一際異色を放つ像。愛と正義の使者・バナナマンと、エコと節電の使者・ブラックバナナマンです。いや、あの、もっとなんか無かったんか?
ちなみに門司は、バナナの叩き売りの発祥地でありまして、要は貿易でやってきたバナナを売り捌く様が結構有名だそうです(知らなかった……)。門司駅の隣の蔓が生えまくってる建物がその発祥地とのこと。
このバナナマンはバナナ叩き売りを行った偉大なるおじさんなのです。だからもっと他になんかなかったんか?
門司と言えば焼きカレー! 門司は歩けば数秒で焼きカレーの文字を見かけるほど、焼きカレーが盛んです。
ここはかなりオーソドックスな焼きカレーですね。とても美味しかったです。
門司て止まってる遊覧フェリーです。PayPayで払おうとしたらチケット売り場に人がおらず、仕方なく船長さんに聞くと「乗船時に対応するから乗る時おいで!」と言われました。チケット売り場の意味がない
こういう緩さも門司の良い所なんだなあ、と思います。ちょっと自分の生き方を考えさせられました。
ちなみに船は、波が荒れ狂ってて結構揺れました。フェリーよりキツかった!
船から見えるホテル。こちらはプレミアホテル門司港というホテルで、イタリアの建築家を招いて建てられたものだそうでして(船長さんのツアーガイド曰く)、横から見るとサメの様な見た目になるとのこと。
ちょっと見えづらいですが、丸窓みたいなところが目、建物の上ににょきりと生えてるグレーの部分が背鰭と捉えるとなんとなくそう見えるかも?
ちょっと休憩でバナナクリームどら焼き。いわゆるアイスどら焼きの一種です。普通に美味しい!
カフェ、ドルチェさんで頂いたバナナコーヒー! オススメとのことで注文。バナナの甘さとコーヒーのほろ苦さが共存する、なんとも不思議な味わいの飲み物でした。美味しかった!
門司港M's cafeで頂いたパンケーキ! 2人で食べました(人形ではなく人間の私たちが)。
ふわふわで美味しかったです。
門司港、カフェ巡りをした記憶が強いですね。次に訪れたのは門司恋さん。海峡プラザという商業施設内にあるカフェ(というか最早レストランかも?)。
こちらがいわゆる「番号札」なんですが、切符の形になっててオシャレです。
頼んだのは釜焼きカレー数時間前にも焼きカレー食べてませんでした? というかどんだけ食べるんですか?
でもこの伸びるチーズが何とも言えない美味しさなんです。お肉もゴロゴロしてて美味しい!
しかし店員さん1人だったので大変そうでした。
そしてこの焼きカレーが普通と異なるのは、なんとバナナがついてくること。しかも「途中で焼きカレーの中に入れてお召し上がり下さい!」と言われました。聞き間違いかと思った(パートナーにも「え?」と言われました)。
が、これが意外にも美味しい。カレーの辛さに優しい甘さが加わって意外にいける。バナナのお蔭で口当たりも滑らかになります。
気付けば夜。さっきのサメホテル。虎視眈々と何を狙う。
門司港には展望台もありまして、めちゃくちゃ夜景が綺麗でした! レトロな街並みが優しく照らされている。こういう華美過ぎない夜景は良いですね。
展望台から駅の方面へ。クリスマスだからか、カップルがちらほら。

 そんなこんなで門司港を巡り、とうとう九州を脱出する時間となりました。最終日は食べてばかりだったな……。

再び大いなる海原へ!
帰りは個室! 旅の疲れがドッと出て、ほとんど1日このベッドの上でくたばってました。
最後のフェリーでの食事はレモンステーキ! 次は長崎にも行ってみたい!

 咳をめちゃくちゃするお客さんを横目に、無事横須賀へ到着。帰路につき、家に帰りました。帰るまでが旅行です!

 ということで、長きにわたる九州旅行は終わりを告げました。こんなに長く旅したことはなかったので、すごく楽しかったです!!(無論お金はすごく飛んだ)
 そうして日常に戻ってゆく――1週間分の仕事が、私を待っている!!

後日談

 ――と思ったらですね、この翌日から、パートナーの体調が悪くなります。症状は頭痛、発熱、筋肉痛。
 門司港、実はめちゃくちゃ寒く(海沿いなので当然!)、そのせいで風邪でも引いたんじゃないか……にしても筋肉痛まで併発は少し嫌な予感が……頭をよぎる、フェリーでめちゃくちゃ咳をしていた人……。
 が、コフト顆粒(市販の漢方+風邪薬の混ぜもの)で熱も引いたので、そんな重いヤツじゃないだろう、と思ったのです。

 ところが翌日、熱が38度に!
 流石に病院行こう!と行かせた結果。

コロナになっちゃった!\(^o^)/

 そして私もコロナからは逃れられず、ついでに罹りましたとさ。それでも旅行中に発症しなくて良かった……。不幸中の幸いでした。
 旅行の疲れを癒す様に、家でゆったり年末年始を過ごせたので良かったです。

 まだまだ寒く、病気も猛威を振るう頃。皆様も体調には充分お気を付けください。

 という感じで、今回の旅行記は終わりです。
 長らくお付き合い頂いた方、ありがとうございました!!

(おしまい)

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