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くるみ餅

【今月のおすすめレシピ♪】

ずんだではなく、くるみで餡を作ります。関西ではなんとなく胡桃は海外のものというイメージがありますが、関東〜東北は胡桃もよく郷土食に登場しますね。食の文献を調べていると、関西地方のハレの食事には胡桃はあまり出てこないので、北の方の食べ物なのかと思います。
胡桃は北海道から九州まで広く分布しています。ただ日本の胡桃は皮がとても硬いもので利用しにくく、江戸時代には中国から渡来したカシグルミ、明治時代にはペルシャグルミがアメリカから導入されました。どのぐらいむきやすさが違うかというと、現在中国新疆ウイグル自治区から輸入されている皮付きの胡桃は手でパリパリと殻がむけますが、トンカチで強く叩かなければ割れないのが日本のものです。小さくて皮が分厚いのです。ただ日本の在来の胡桃は苦労に見合って、香りが良く、甘くて美味しいと言われています。東北と言えば、胡桃を使ったお菓子や料理を思い浮かべます。胡桃の脂肪の甘さと、砂糖の甘さ、もち米の甘さ、大好きなお菓子の一つです。

もしも幸運なことに日本の胡桃が手に入ったら、ぜひどうぞ!


<材料>
もち粉 120g
水 90g

胡桃(むき身、乾燥)30g
砂糖 40g
塩 ふたつまみ

<作り方>
1 胡桃は薄い皮が苦いので、湯(分量外)につけてさらに薄皮をむく。
2 すり鉢に1の胡桃を入れ、良くする。砂糖、塩を入れてさらにすり、滑らかになったら絡めあんの出来上がり。
3 もち粉に水を入れて良くこね、16等分して、丸める。たっぷりの湯(分量外)で茹でる。
4 3の餅が浮いてきたら冷水に取り、2のすり鉢のあんに絡めて盛り付けて出来上がり。

クルミもち3

くるみもち2

クルミもち4


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