焦りや不安や危機感は、自信に変わった。ProtoOut Studioを卒業してみて
■一期生として卒業を迎えました
ProtoOut Studio一期生のsksk_goと申します。
2019年12月22日にProtoOut Studioを卒業しました。
だいたい2019年の6月頃にスタートし、約半年間の活動でしたが、非常に楽しく充実していたので、このタイミングで振り返ります。
生徒がどんな感じで過ごしていたか知りたい方、ProtoOut Studioへの入学を検討している方などは読んでいただけますと少し参考になると思います。
■入ったきっかけ
もともと自分は何かを企画したり考えたりするのが好きでした。ただ、考えたアイディアを、形にして発信するということは全くやっておらず、自分の中で「完璧じゃないと発信できない」みたいな固定観念は少なからずあったと思います。
日々の生活を過ごしていく中で、何も残さないまま年齢ばかり徒に重ねていく自分に焦りや不安、危機感があり、どう打開すればよいかわからない葛藤もありました。
そんな中でのびすけさん(校長)のFacebookで「プログラミングとプランニング(企画)の両方のスキルを兼ね備えた人材輩出を行う日本初のプロトタイピング専門スクール」を開校するというのを知りました。
これは現状を打開するきっかけになるのではないか。そんな思いで説明会に行ったのを思い出します。
そこで説明を聞いているうちに、「ああここなら自分を変えられるきっかけになりそうだ」と思って、事前課題の提出などを経て実際に入学することになりました。
■スクール生活
授業は毎週土曜日にあって、IoTやAPIの活用方法、Node.js、AR/VR、AI、アイディアワークショップなど毎回違うテーマで幅広く学ぶことができました。通常のスクールだと深く狭くかもしれませんが、これは様々な技術を組み合わせて素早くプロトタイプを作って世の中に出していくというコンセプトのProtoOut Studioならではだと思います。
毎回授業後に「その日学んだことを使ってアウトプットする」という課題が出されたのですが、「インプットしてすぐアウトプット」というサイクルが非常に良かったです。
このおかげでアウトプットの習慣が自然と身につくようになって、Qiitaの投稿なども初めて挑戦するようになり、アウトプットするのって大事だなと思わされました。(課題の締め切りが次の水曜日で、だいたい4日くらいしか作業期間ないので、仕事をやりつつ課題をこなすのはちょっときつかったですが。笑)
●主なQiita投稿
・悩める恋心を助けるためのLINE Botを作ってみた
・リングフィットアドベンチャーやりながら、運動中の部屋の熱気を観測してみた ついでに新垣結衣に応援してもらった
スケジュール管理やセルフマネジメントがうまくできずに、課題を出せないことがあり、そこは反省点ではあるのですが、アウトプットする際に「完璧じゃなくても良い」「プロトタイプで良い」「アウトプットするのが大切」と何度も言われたのは、自分の中で救いになっていたと思います。完璧じゃないとダメだと思っていたけど、とりあえず発信してみる、もしかしたらそれが誰かに伝わって広がるかもしれない。そんな価値観を自分の中に持てるようになったのは、間違いなくProtoOut Studioのサポートのおかげです。
■卒業制作について
全授業を終えた後、2ヶ月間の卒業制作期間に入りました。卒業制作では考えた企画のプロトタイプをCAMPFIRE(クラウドファンディング)に出すところまで行います。また、その一環で自分が作ったプロトタイプをFESTA 2019で発表することに。初めて緊張で吐くかと思いました。
クラウドファンディングに出すことも、大勢の観衆の前で登壇することも初めてでした。やはりクラウドファンディングの準備が大変だったり、FESTAの前日まで発表の完成度も低くて折れそうになりましたが、のびすけさんや講師長の田中さんのサポートもあり、なんとか乗り越えることができました。
結果クラウドファンディングは目標金額に未達で、デモのFBも賛否両論ありましたが、自分の中で、「作ったものを世の中に発信できたこと」は達成感がありました。それと同時にモノづくりって楽しいな。プロトタイプでもこうやって発表できるんだな。これからも続けて行きたいという気持ちが強く芽生えました。
FESTA 2019にて
■自分の中の変化
ProtoOut Studioに入る前の自分と、今の自分を比較してみました。良いことしか書いていませんが、全部本当です。
ProtoOut Studioに入ってから積極的に社内外に発信するようになり、半年間で驚くくらい自分のマインドと行動が変わりました。
今まで感じていた不安や焦りは、ProtoOut Studioで学んだことで、アウトプットしてきたことで自信に変わってきました。
今回卒業式の中で講師長の田中さんが言っていた言葉を引用します。
「忙しいからアウトプットする時間がないではなく、忙しさに影響されないほど軽やかなアウトプット力を磨く」
忙しさを言い訳に、アウトプットしていなかった自分に強く刺さりました。RPGと同じで、最初はレベル低くて辛いけど、だんだんレベル上がってスキルも高くなれば、スムーズにゲームが進行していくイメージだと思います。
まだまだ技術的に足りなかったり、アウトプット力が低かったりしますが、伸ばしていけるようがんばります。
■今後について
校長ののびすけさんもnoteの記事で言っていましたが、これで終わりではなく、ここからがスタートだと思います。
プロトタイピングスクールでモノづくりの世界をちょっと変えられたかもしれない - 1期生を終えて
2020年も何か1つクラウドファンディングに出すこと、Qiitaなどでプロトタイプをアウトプットし続けることをやっていければと思います。
改めてProtoOut Studioに入って良かったなあ。
スクールの同期の皆さんも、これからも良き仲間として、良きライバルとして頑張っていきましょう!楽しかった!